Windows8.1がタスクバーでフリーズ頻発していた原因は3月11日のセキュリティアップデートに不具合があったからだった、対策パッチを入れれば解決した

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KB30487783月中旬のWindows8.1のアップデート以来、パソコンが不調だった。タスクバーにマウスを持って行ったりすると、マウスの先がぐるぐる回転しっぱなしになりフリーズのような状態になってしまう。この現象はパソコンを起動して3時間ほど経過すると頻発しだす。症状がおきてしまうと「ctr」+「alt」+「del」を押して一旦サインアウトでもしないことにはどうにもならないような状況だった。この不具合の原因は、なんとWindows8.1の3月のセキュリティアップデートだった。Windowsのセキュリティ更新プログラム「KB3033889」に不具合があり、修正版「KB3048778」が公開されていた。

Windows8.1の不具合が約1ヶ月続いた原因は「KB3033889」

3月11日には「KB3033889」について、「”Microsoft Text Services”に存在する脆弱性を修正するためのセキュリティ更新プログラム。本脆弱性は現在サポート対象となっているすべてのバージョンのWindowsに影響し、深刻度は”緊急”と評価されている。一刻も早い適用が望ましい。」と表示されており、自動的に更新される対象になっていた。
日本語入力システム(IME)を利用した環境でこの更新プログラムを適用すると、エクスプローラーの応答が停止したり、異常終了してしまう問題が多数起きたようである。この現象はWindows 8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2でのみ発生するという。まさに遠田のレッツノートでもこの不具合が起きていたわけである。

しかし、この不具合の修正プログラムである「KB3048778」は自動更新になっていなかった。手動でパッチをあてる作業をしなければ症状が改善しないのである。修正プログラムは3月18日に公開されていたようなので、3週間以上も解決策がわからず右往左往していたことが悔やまれる。このような場合は、自動更新の対象にするとか、「KB3033889」を更新した対象者にメールするとかなど、なんらかの手を打ってほしかった。

タスクバーフリーズの解決には「KB3048778」をインストールする

ネットで「タスクバーフリーズ」と検索すると、この原因と対策に関する情報が多数あった。問題となった「KB3033889」の修正パッチ「KB3048778」は、現在、Windows Updateから配信されている。ただし、オプションとなっているので、選択してインストールする必要がある。

kb3048778

「KB3048778」をインストールしたあと、タスクバーがフリーズするような現象は起きなくなった。

▼この問題と解決について説明しているPC修理屋のサイト
http://www.pcsyuriya.com/2015/04/02/2015年3月の更新でwindows8-1がやたらと遅いことがあるようです/
▼マイクロソフト公式サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3048778