新製品開発や新事業を創出しようとする中小企業を技術系専門家が無料でアドバイスする制度:鯖江ものづくり支援機構

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鯖江市ものづくり支援機構めがねの製造で日本一が鯖江市。「ものづくり」のまちとしても有名なこの鯖江市に今年から「鯖江市ものづくり支援機構」という組織が新設された。目的は「新製品開発や新事業を創出しようとするチャレンジ精神旺盛な中小企業を支援すること」である。「チャレンジ企業応援補助金」制度を新設したり、専門家が常駐した窓口相談を行ったり、技術系専門家の無料派遣を行ったりして、幅広くサポートしている。

技術系専門家の派遣とくに技術系専門家の派遣に関しては積極的で、無料かつ回数制限もせずに、意欲ある中小企業者は何度でも利用できるのがいい。利用方法も多彩で「新製品の販売方法を知りたい」「いろんな情報がほしいけれど集め方がわからない」「販路の連係先を探したい」などがパンフレットに記載されている。ものづくりだけではなく販売戦略やWEB活用によるマーケティング実践についても対象になるようだ。
あらためて、鯖江市ものづくり支援機構の活動と目的をよく調べてみると、以下のような記述になっている。

「鯖江市ものづくり支援機構の活動と目的」
新規事業や新製品開発、あるいはサービスの向上などを目指す、チャレンジ製品旺盛な企業に対し、積極的に適切なアドバイスや支援、専門家斡旋などを行います。

つまり、製造業だけでなく、商業やサービス業でもサービス向上を目指す新たな取り組みをしようということであれば対象になりうるということだろう。

たとえば、不動産会社が新たなWEBサービス「不動産情報SNS」を新設し、不動産を売りたい人や買いたい人が直接WEBサイトにアクセスし情報交換するしくみを作り、さらにツイッターなどと連携させ利便性を飛躍的に高めようという取り組みであれば、専門家派遣の対象になるのではないだろうか。

鯖江市のみなさん、そのような創造的なアイデアがあるならば、ぜひとも一度窓口相談に行ってみてはいかがですか? 派遣対象となる専門家のITコーディネータには地元鯖江市では川中重司さんという素晴らしい方がいらっしゃいます。場合によってはσ(^^;遠田幹雄も指名できるようですのでよろしく。(ちょっと宣伝(^^;)

「鯖江市ものづくり支援機構のパンフレット(sabaemonodukuri.pdf)」をダウンロード

(配布されているパンフレットをスキャンしたものです)

鯖江市ものづくり支援機構は鯖江商工会議所の2階にあります。