ビジネスの倫理「現代社会の倫理を考える」

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サマースクールの経営学で教科書となった書籍を紹介する。慶応大学の梅津光弘先生の著作である。
企業経営にまつわる不祥事が多い。対策は単にコンプライアンス経営(遵法経営)だけをしておけばよいということではない。経営目的やビジョンが必要だ。そしてそのためには倫理観が重要である。倫理は能力であり訓練によって向上させることが可能である。
ビジネスエシックス(経営の倫理)という分野はまだまだ未開拓な点が多い。今後ますます注目されることだろう。

I部 はじめに
 1章 ビジネスの倫理とは

II部 理論としてのビジネス倫理
 2章 規範理論としての倫理
 3章 倫理的利己主義とリバータリアリズム
 4章 功利主義と費用・便益分析
 5章 義務論
 6章 正義論

III部 実践としてのビジネス倫理
 7章 議論のための倫理から実践の倫理へ
 8章 従業員関連の倫理
 9章 顧客関連の倫理
 10章 地域社会の倫理
 11章 国際ビジネスの倫理

IV部 制度としてのビジネス倫理
 12章 企業内制度
 13章 民間支援制度
 14章 公的支援制度