農業青年から米で起業し価値創造農業ベンチャーとして全国的にも有名な長田竜太氏は日本キヌカの社長

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Osadaryuta米で起業した価値創造農業ベンチャーの長田竜太氏。今や飛ぶ鳥を落とす勢いで絶好調の日本キヌカの社長である。日本キヌカは米ぬかを主原料に開発した住宅用塗料「キヌカ」の販売を主に行うベンチャー企業だ。本日は、石川県能美市辰口のサイエンスパークにてキヌカの商品説明会を開催していた。偶然で久しぶりの出会いだったが快く写真撮影に応じてくれた。長田さんありがとう。貫禄が十分でてますね~。

Kinukasyouhinsetsumeikai
長田竜太氏は、石川県小松市の米農家の末っ子に生まれ農業者大学校を卒業後に就農した農業青年だった。平成初期、自分の作った米を販売するため、チラシ折込をして東京の団地で米の訪問販売に歩いたというバイタリティある活動を行ってきた。このときの苦しい活動が、平成5年の米飢きんのときに追い風となり、直販できる農家のビジネスモデルを確立した。
約10年前に特許流通促進事業の国内第一号として国と国有特許実施契約を締結してから、ベンチャービジネス経営者として頭角を現してきた。その後、ビジネス展開が急ピッチとなり「玄米ギャバ液」「玄米ギャバ微粉末」を発売。
2006年「日本キヌカ株式会社」を設立。株式会社ルバンシュとの共同開発でキヌカの商品化に成功。このお米から生まれた自然塗料「キヌカ」は第4回エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞、DIYホームセンターショー「人と環境にやさしい商品」部門で2年連続金賞受賞など爆発的にヒットしている。

農商工連携というのは平成20年7月21日に施行された「中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律(農商工等連携促進法)」にもある時代のキーワード。しかし、15年前の長田竜太氏はすでに農商工連携を一人で実行してきた。一人ゆえに時間はかかったが確実に実施してきた。いわば一人時間差攻撃「農商工連携」だ。その結果が現在だろう。

若かりしころ、初めて空を飛んだライト兄弟の偉業を目を輝かせて話してくれた長田竜太氏…。そのすばらしいビジネスの軌跡に拍手を送りたい。

コメント

  1. 食べられる住宅塗料、原料は米ぬか。実現技術に食べられる化粧品製造のノウハウがあった

    木目が美しい住宅建材。塗料は食用成分でできている。主要原料は米ぬか。開発したのはライスクリエイトの長田竜太氏。国有特許の民間利用第一号の実績をもつ有名なアグリベンチャーだ。日本の農業界でもっとも創造力が豊かな人かもしれない。そして、この商品が実現できた背景にちょっとした秘密があった。それは食べられる化粧品を産んだルバンシュの技術だ。食用成分だけで化粧品を作ろうというポリシーで運営してきた会社だ。だ…