「05053704545」(+81 50 5370 4545)からAmazonを名乗るSMSが届いて、本物か偽物か迷っていませんか。
結論から言うと、「05053704545」はAmazon.co.jpの公式ヘルプに正規の送信元として掲載されていた番号です(筆者が2023年12月に確認。最新の掲載内容はAmazon公式ヘルプで確認してください【要確認】)。
ただし、番号が正しいからといって、SMSの中身まで安全とは限りません。この記事では、番号の見分け方と、届いたときの確認手順を先にまとめます。そのあとで、筆者が本物のAmazonのSMSを偽物だと思い込んでブロックしてしまった体験と、その原因だったクラウド会計の運用の落とし穴を紹介します。
結論:「05053704545」はAmazonの正規の送信元番号です
「+81 50 5370 4545」「050-5370-4545」も同じ番号
スマホの画面では、同じ番号がいろいろな形で表示されます。「+81」は日本の国番号なので、「+8150」は「050」のことです。次の表記はすべて同じ番号です。
- 05053704545
- 050-5370-4545
- +81 50 5370 4545
- +815053704545
- 815053704545
「050」で始まる番号はIP電話でよく使われるため、それだけで怪しく見えてしまいます。筆者もまさにそう感じて、反射的にスパムだと判断してしまいました。
Amazon公式ヘルプに載っていた送信元の一覧
Amazon.co.jpのヘルプページでは、Amazonが複数の送信情報を使ってSMSを送っていることが説明されています。あわせて、Amazon.co.jpを装った偽の電話番号からフィッシングやなりすましのSMSが送られるケースがあることにも注意を呼びかけています。
筆者が確認した時点では、正式な送信元として次のものが挙げられていました。
- 09090097540
- 08021585817
- 01085264515445
- 05053704545
- Amazon
一覧は変わる可能性があるため、最新の情報はAmazon.co.jpの公式ヘルプページで確認してください【要確認:ページの現在のタイトルと掲載番号】。
本物の番号でも油断しない:届いたときの確認手順
送信元が正規の番号でも、それだけで安心するのは早いです。なりすましのSMSが本物と同じスレッドに並んで表示されるケースもあるため、次の順番で確認するのがおすすめです。
1. 自分や家族・社内に心当たりがあるか
AmazonのSMSは、ログイン時の認証コードや本人確認などで届くことがあります。次のような操作をした直後なら、本物の可能性が高いです。
- 自分がAmazonにログインした、またはパスワードを変更した
- 家族が同じアカウントでログインした
- 会計ソフトなど、Amazonと連携している外部サービスで再認証をした
特に3つ目は見落としがちです。筆者のケースはまさにこれで、自分では何もしていないのに、社内の別の人の操作でSMSが届いていました(詳しくは後半で紹介します)。
2. SMSの中のリンクは開かず、アプリや公式サイトから確かめる
SMSに書かれたリンクから開くのではなく、Amazonのアプリか、自分でブックマークしている公式サイトからログインして、注文や通知の状況を確認しましょう。これなら、仮にSMSが偽物でも被害を避けられます。
3. 心当たりがない場合の対処
誰も操作していないのに認証コードが届いた場合は、第三者がログインを試している可能性があります。次の対応を検討してください。
- 届いた認証コードは誰にも教えない・どこにも入力しない
- Amazonのパスワードを変更する(アプリや公式サイトから)
- 2段階認証を設定していなければ、この機会に設定する
- 不安が残る場合は、Amazonのカスタマーサービスに公式サイトから問い合わせる
Amazon以外のサービスを名乗るSMSの場合
この番号について「インスタ」などを組み合わせた検索もあるようです。ただ、この記事で確認できたのはAmazonの送信元としての情報だけです。Amazon以外のサービス名を名乗るSMSが届いた場合は、リンクを開かず、そのサービスの公式アプリから状況を確認してください【要確認:Amazon以外のサービスでこの番号が使われているか】。
筆者の体験:本物のAmazonのSMSをブロックしてしまった話
ここからは、筆者が実際にやってしまった失敗の話です。
最近は、本物を名乗る偽のメールやSMSがとても多く届きます。そのため、この手のメッセージを見ると反射的に偽物だと思ってしまうクセがついていました。
そんなとき、Amazonから「05053704545」という、いかにも怪しそうな「050」で始まる番号からSMSが届きました。迷わずブロックしました。
ところが、なんとこれは本物のAmazonからのSMSでした。本物の確認SMSをブロックしてしまうという事態になって、大慌てです(笑)。
届いたSMSは怪しさ満点(笑)
届いたSMSはこれです。

送信元が「050」から始まる番号です。それだけで怪しいですよね。反射的にスパムだと思ってしまいました。
しかし、この番号はAmazonからの正しい番号でした…。なんと。
Googleで送信元番号を検索して本物だと分かった

怪しいと感じたSMSは、まず送信元番号を調べましょう。筆者はGoogleで「05053704545」を検索しました。
検索結果にAmazonのヘルプページが表示され、そこで「05053704545」がAmazonからの正式な送信元番号だと確認できました。これには驚きました。
「05053704545」をスマホの連絡先にAmazonとして登録
同じ失敗を繰り返さないように、スマホの連絡先にこの番号を「Amazon」として登録しました。

これで、次にSMSが届いたときに正しい送信元かどうかを確かめやすくなります。
ブロックしてしまったときの戻し方
筆者の場合は、ブロックしたSMSの番号を解除し、一日おいてから再認証することで回復できました。
ブロックの解除は、スマホの設定から行います。操作の場所は機種やOSのバージョンによって違うため、目安として紹介します【要確認:最新のOSでのメニュー名】。
- iPhone:「設定」の「電話」や「メッセージ」にある「着信拒否した連絡先」から、該当の番号を削除する
- Android:メッセージアプリの設定にある「ブロック中の番号」などから、該当の番号のブロックを解除する
解除したら、認証が必要だったサービス側で、もう一度操作をやり直します。
原因はマネーフォワード クラウド会計のAmazon連携でした
では、なぜ突然AmazonからSMSが届いたのか。原因は、当社が使っているマネーフォワードのクラウド会計でした。
電帳法対応のためにAmazonを連携していた
当社では、電子帳簿保存法(電帳法)に対応するため、マネーフォワード クラウド会計とAmazonを連携しています。連携しておくと、Amazonの領収書などの証憑を自動で取り込めるので、電子保存ができてとても便利です。
電子取引のデータ保存は、2024年1月から本格的に義務化されています。Amazonの領収書をどう保存するかは、多くの事業者に関係するテーマです。
関連記事:インボイス対応より電帳法対応のほうが深刻かもしれません、Amazonの領収書を電子保存しないと違法です
会計担当者の再認証で、Amazonのアカウントを持つ私にSMSが届いた
この連携の手続きは、マネーフォワードの中からAmazonにログインしておけば自動で処理が進みます。しかし当時は、1〜2か月くらいで接続の認証が切れて、そのたびに再認証が必要でした。
なお、マネーフォワードのサポートページでも、Amazon.co.jpとの連携では画像認証が複数回求められることがあると案内されています。連携の認証まわりは、ときどき手間がかかる部分だといえます。
今回は、会計担当者がマネーフォワードで再認証の操作をしたところ、AmazonのIDを持つ私のところに確認のSMSが届いた、というわけです。
会計担当者がその操作をしたことを私は知りませんでした。そして会計担当者も、その操作で私にSMSが届くしくみを知りませんでした。お互いに知らなかったことが重なって、本物のSMSをブロックするという事態になったのです。
対策:クラウド会計の運用ルールを決めておく
今回の件で、会計担当者との情報共有が必要だということがよく分かりました。今後、同様の処理をするときは連絡をしあうことになりました。
同じクラウドのシステムを複数の人で使う場合は、運用ルールをはっきり決めておくことが大切です。
Amazon連携の再認証ルール(当社の案)
当社では、次のような流れにすることにしました。
- マネーフォワードでAmazonの認証作業が発生したら、会計担当者はいったん作業を止め、Amazonの権限を持つ人(または経営者)に連絡する
- Amazonの権限を持つ人(または経営者)がマネーフォワードにログインし、状況を確認したうえで認証作業を進める
これなら会計担当者に権限が集中しませんし、二重チェックにもなります。これからこのようなことは起きやすくなると思うので注意が必要ですね。みなさんもご注意を。
クラウド会計の運用ルールで決めておきたい項目
クラウド会計ソフトを運用するうえで、あらためて運用ルールの整備が必要だと感じました。一般的には、次のような項目を決めておくとよいでしょう。
- アクセス管理:誰がどの機能を使えるか、権限の範囲を決める
- データ入力の標準化:勘定科目や摘要の書き方をそろえる
- ドキュメント管理:領収書や請求書などの証憑の保存場所と保存方法を決める
- 定期的なレビューと監査:入力内容や外部サービスとの連携状況を定期的に確認する
- 予算管理と予測:会計データを予算の管理や今後の見通しに活かす
- 税務規則の遵守:電帳法やインボイス制度など、制度の変更に合わせて運用を見直す
- トレーニングとサポート:担当者が操作やしくみを理解できるよう、手順を共有する
今回の件は、最後の「トレーニングとサポート」、つまり「どの操作で誰に何が起きるか」を共有できていなかったことが原因でした。これらの運用ルールは、環境の変化に合わせて追加・修正していくことが重要です。
電帳法対応については、こちらの記事もどうぞ。
まとめ
- 「05053704545」(+81 50 5370 4545)は、Amazon公式ヘルプに正規の送信元として掲載されていた番号
- 番号が正しくても、SMS内のリンクは開かず、アプリや公式サイトから確認する
- 心当たりがない認証コードは誰にも教えず、パスワード変更や2段階認証を検討する
- 会計ソフトなど外部サービスとの連携でSMSが届くこともある。社内で「誰の操作で誰に何が届くか」を共有しておく
偽物を疑う姿勢は大切ですが、疑いすぎて本物をブロックしてしまうこともあります。まずは送信元番号を調べ、心当たりを確認する。この2つを習慣にしておくと安心です。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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