Gmailで独自ドメインメールを送受信できるように設定(さくらインターネットの独自ドメインを利用)

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gmailtohdacom200.jpg「tohda.com」というドメインを利用しているサーバーを移動させました。これまでは、さくらインターネットのスタンダードで運用していましたが、プレミアムコースに変更しました。より上位のサービスなので容量増加や高速化が期待できます。
さて、ドメインを表示させているサーバを変更すると、メールソフトの設定も変更しなければなりません。この「tohda.com」関係のメールアドレスはメールソフトではなく、Gmailでしか受信していなかったので、Gmailの設定を変更しました。

Gmailとさくらインターネット

Gmailで独自ドメインメールを設定

もともと利用していた独自ドメインのメールアドレスはほぼ受信専用でしたのでサーバの設定でGmailに転送していました。受信するだけなら転送設定さえしておけばいいのです。

しかし、独自ドメインメールのアドレスを使って送信しようとするとGmail側の設定もしなければなりません。送信しているのはGmailのように見えますが、実はGmailからさくらインターネットのサーバのSMTP設定を使って独自ドメインメールとして送信するしくみになっています。

▼設定がうまくいったときのメール転送のイメージ図
gmailsakuraintarnetmail640.jpg

この方法はGmailをメールソフトのように使うというイメージですね。自分が日常的に利用しているのはGmailですが、独自ドメインメールで送受信できるのでとっても便利です。

設定例

Gmailのアカウント設定から、送信したいメールアドレス(今回はmikio@tohda.com)の設定を変更します。エイリアスではなく、直接独自ドメインメールで利用しているサーバーのSMTP設定を記述します。

Gmailの設定画面から「アカウントとインポート」を選択します。

gmailsakuranejp02.jpg

上記の画面では独自ドメインメールをデフォルトに選択していますがデフォルトでなくてもかまいません。

設定したいメールアカウントの右にある「情報を編集」をクリックすると詳細設定の変更ができます。

▼設定内容
gmailtohdacom640.jpg

・送信メールサーバー(SMTP):semm.sakura.ne.jp
・メールアカウント(ユーザー名):mikio@semm.sakura.ne.jp
・パスワード:

追加設定は
・SMTPのポート番号:587
・TLSの使用にチェックを入れる
です。

この状態にして「変更を保存」にします。

無事にチェックが終わり、設定が完了しました。

さくらインターネットのメールアドレスをGmailで設定する場合の注意点

さくらインターネットではセキュリティの強化が進んでいますので、設定方法が昔のままだとうまくいかないかもしれません。

とくに以下のチェックは重要です。

メールアカウント(ユーザー名)をmikio@semm.sakura.ne.jpにすることです。

独自ドメインではなく「******.sakura.ne.jp」というさくらインターネット独自のアドレスを使うのがポイントです。

今回設定したメールアカウントはmikio@tohda.comですが、独自ドメインのままだと最初はうまく設定されたとしても途中でエラーになる可能性があります。ここは要注意ですね。

また、暗号化については「SSL」よりも「TLS」のほうが安定しているみたいです。

さくらインターネットだけでなく、OCNやniftyなどのメールアドレスを利用している場合も、設定方法が微妙に違ったりします。

▼参考となる関連記事(当サイト内)

Gmailを使ってocnメールを送受信している場合は設定変更しないとエラーになるようです
https://www.dm2.co.jp/blog/4943

レンタルサーバで独自ドメインを契約したらメールアドレスも独自ドメインで、メールソフトも独自ドメインで設定しましょう
https://www.dm2.co.jp/2020/11/smtppop3mailsoft.html

Gmailで送信元を変更する場合はSMTP設定が必要になっていたが、この機能は便利なので独自ドメインメールアドレスを送信元にしたい場合はGmail設定をしておこう
https://www.dm2.co.jp/2015/08/gmailsmtp.html

上記の記事内容も参考になると思いますので、関係しそうな人はご覧になってみてください。