2006年の金沢地域経済のキーワードは、山側環状道路開通とフォーラス効果だろう。春の山側環状道路(山環)の開通で金沢の交通構造が大きく変化した。森本-鶴来のアクセスが便利になった。一方、金沢中心部の交通量が減った。そこに、イオンの大型店出店攻勢だ。8月には示野町に大型SCが、11月には金沢駅前に金沢フォーラスが相次いでオープン。
とくに金沢フォーラスのオープンは、金沢および北陸の商業構造を激変させた。北陸三県から広域集客できるファッションタウンの出現で、金沢中心市街地の商店も対抗策を講じることで活性化した。このことが相乗的に作用し、消費者から魅力度が向上。金沢全体でパイが増えたという状況になった。これが「フォーラス効果」だ。金沢フォーラスは12月31日、すでに元旦初売りの準備が整っていた。2007年、金沢経済はどのように変化していくか。
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コメント
今年は色々とお世話になりました。
より専門性が問われる時代だとは思いますが、特化することでエリアを広げる必要も出てくると思います。
WEBがその手段なのかも知れません。本年も宜しくお願い致します。
どもども、金港堂さん
多様化する時代だからこそエッジを立てた専門性が
求められるのかもしれませんね。
「あれもできるこれもできる」
…というのは逆効果で、
「これしかできませんがこれなら自信あります。」
というのが時代に適合しているのでしょう。
WEBの変化はそのような自立を支援してくれる
コミュニケーションツールなのでしょうね。
別に供給側のネックで消費が伸びないわけではないのですから,「森本-鶴来のアクセスが便利になった」から,消費が増えるとは言えないでしょう(公共事業の事業費自体は乗数効果でプラスになりますが)。
また,所詮,石川県の物を売っているわけではないのですから,「北陸三県から広域集客できる」のは一時的ではないでしょうか(よく売れるなら富山や福井のデパートもすぐ仕入れるはず)。むしろ石川県の富が中央へ流出する額の方が最初から大きいか,少なくともすぐ大きくなると思います。
技術の伝播につながる工場の進出はともかく,県外資本の商業施設は石川県の富の流出口なのですから,長期的には石川県の景気にはマイナス要因だと思います。
どもども、金子吉晴さん
金沢フォーラスの出店は大きな環境変化ですね。
金沢海側環状道路の起点は白山市乾町だった
金沢外環状道路(海側幹線)は2012年春に白山市乾町から福増までが開通する予定で工事が進んでいる。またこの開通にあわせて、北陸自動車道には新たに白山インターチェンジ(IC)も開通する。海側環状道路と北陸高速道路が新しい白山ICで連絡できるようになると、金沢南部方面の交通が便利になる。…