Windows10に勝手にアップデートされてしまったという事例が続出!自動アップデートを止めるにはどうするか

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windows10自動アップデート本日、使っているパソコンがWindows10へ自動アップデートになってしまったという事例が続出している。原因はマイクロソフトが、Windows 7や8.1に表示するWindows10アップグレード通知画面を5月13日に変更したことである。ユーザー自身がアップグレードの予定を変更・キャンセルしないと、指定時間にWindows10にアップグレートされるのである。まるで時限爆弾のような措置である。
現在、業務で利用しているパソコンはWindows10にアップデートする必要がない。新パソコンを購入するさいにWindows10を選択するのはかまわないが、現在問題なく動いているパソコンのOSを変更する理由はないはずだ。Windows10に自動アップデートされてしまって、Windows7やWindows8.1に戻す作業に追われたという事例が頻発しているので注意しよう。

Windows10への自動アップデートを阻止する方法

放置するとWindows10に自動アップデートされてしまうので、Windows10にしたくない場合は自動アップデートを阻止しなければならない。

遠田は、現在Windows7や8.1で使っているパソコンの設定を以下のように変更しているので、今回の自動アップデートには問題なく対応できていた。

▼Windows10への自動更新を阻止するために「更新プログラムの自動インストールをしない」設定に変更した
/2016/03/windows10stop.htmlより
自動更新しない設定に変更

コントロールパネルから更新プログラムをインストールする方法を「自動的にインストールする(推奨)」から「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行なうかどうかは選択する」に変更した。(上記はWindows7の画面のスクリーンショット)

詳しくは、以下の記事にも方法が紹介されている。

Windows 10へのアップグレード通知画面が変更 ユーザーがキャンセルしないとアップグレードが実行
http://gigazine.net/news/20160517-windows-10-auto-upgrade/

Windows 10への自動アップグレードスケジュールの通知がさらに凶悪化してWindows Updateと一体化、キャンセル方法はコレ
http://gigazine.net/news/20160517-windows-10-auto-upgrade/

なぜ、マイクロソフトはこれほどまでにWindows10へのアップデートを強要するのか?

マイクロソフトは、なぜ、このような強硬な手段を使ってまでWindows10へのアップデートを強いるのだろう。Windows10のシェアを向上したいとか、古いOSとの混在を減らしたいとか、理由はいくつか考えられる。遠田は、マイクロソフトが収益構造を変えることを目論んでいるように感じる。「ウインドウズ10は今無料でも2017年以降に利用料金が必要になるかもしれない」ということを以前のブログで書いた。アドビ社がクラウド化することで収益構造を大幅に向上させたように、Windowsも「利用料収入」のビジネスモデルに転換しようとしているように見える。

ユーザーの立場としては、どのOSを選択するか、現段階では自由である。7月29日まではWindows10へのアップデートが無料なので、それまでによく考えて結論をだそう。