Facebookの利用規約は2015年1月1日から大きく変更、より広告重視となり個人情報が使われやすくなるため利用者は設定を見なおしておこう

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Facebookのアプリ公開範囲は自分のみにするFacebookの利用規約は2015年1月1日から大きく変更される。かなりの頻度で1ヶ月以上前から再三にわたり注意が告知されている。また、1月1日以降Facebookを使い続けると規約に同意したとみなすというのも強行的なやりかたである。このFacebookの規約変更を酷評するITジャーナリストも複数おり「Facebookを使う限り個人情報はもう守られない」などと云われている。
しかし、この規約変更は読んでも意味がよくわからない。自分なりに解釈すると「Facebookとしては、より広告重視の姿勢を強めるため、媒体である利用者の個人情報はフル活用させてもらういますよ。」という宣言だろう。そのため「個人情報の公開範囲は自分で守りなさいよ。友人のタイムラインにあなたを広告として使うこともありますからね。」ということを強く感じる内容である。

Facebookの規約変更に関しての解説

フェイスブック、来年からの利用規約に要注意!
神田 敏晶 | ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kandatoshiaki/20141208-00041318/

【Facebook】3分でわかる!2015年1月1日のポリシー改定で何が変わるの!?
http://blogos.com/article/100728/

実際に利用者としての対応はどうするか

まずは、Facebookを使い続けるかどうかを意思決定することである。無料で使える媒体だから広告が表示されるのはある意味当たり前である。民法のテレビだって広告が入るから無料で見ることができるのである。Facebookは民間の企業なのだから、広告表示をすること自体はなんの問題もない。

Facebookを使い続けるのなら、自分の個人情報を見直し、公開範囲を設定しておくことである。

まずはセキュリティ設定を見直す。パスワードの変更や二重認証などの対応をしてセキュリティを強化しておいたほうがいい。もしも、アカウントを乗っ取られたりしたら、友人知人にも被害がおよぶ可能性があるからだ。

Facebookの設定

次に「アプリ」の公開範囲を見直す。できれば「自分のみ」にしてしまたほうがいい。

Facebookと連携しているアプリ一覧

Facebookと連携しているアプリ一覧を見ると、自分でも気づかないうちにたくさん入っているのではないだろうか。アプリが勝手に入ってくることはないので、いつのまにか「はい」をクリックして承認してしまった結果である。不要なアプリや使わなくなったは削除してしまえばよい。また使い続けたいアプリは公開範囲を「自分のみ」にしておけばよい。

Facebookのアプリの公開範囲は自分のみ

遠田はFacebookのアプリの公開範囲はすべて「自分のみ」にしている。

誕生日は非公開にしよう

また、誕生日を非公開にしておくことをおすすめする。SNS黎明期は誕生日を祝うコメントをもらうのがうれしかったりしたが、成熟期となった今は、むしろ誕生日メッセージやコメントは面倒臭いものに変わってきつつある。無用な煩わしさから開放されたければ誕生日を非公開(自分のみ)にすればよい。

誕生日を非公開

誕生日を非公開にする方法は、Facebookの自分のタイムラインを開いてから、
「基本データ」をクリックし、「連絡先と基本データ」をクリックすると「基本データ」という個人情報の欄が表示される。(上の図のとおり)

この画面で「生年月日」のところにマウスを持って行くと「編集」というボタンが現れるのでクリックして「自分のみ」に変更してから「変更を保存」する。

これからのSNS利用はますます自己責任が問われる。「知らなかった」ではすまされないシーンも増えてくるはずだ。今一度、自分の設定を見なおしておこう。