シャトレーゼの樽出し生ワインがおいしかったので全3種(カベルネ、メルロー、シャルドネ)を飲み比べました

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シャトレーゼといえばケーキやスイーツのチェーン店として有名ですね。このシャトレーゼの樽出し生ワインがおいしかったのでご報告したいと思います。あくまで個人的な感想で紹介するので、ステマではありません(笑)※シャトレーゼさんからは金品や物品の便益提供を受けておりませんが、まじでこのワインはいいと思います
なぜシャトレーゼがワインを?と思った方も多いと思います。私もそのひとりです。そのあたりからご紹介します。

シャトレーゼの樽出し生ワイン

シャトレーゼがワインを販売している理由

シャトレーゼ創業者の実家は元々ぶどう農家でした。社名のシャトレーゼの意味は、フランス語で「城」を意味する「シャトー」と「ぶどう」を意味する「レザン」が組み込まれており、ぶどうに対する強い意識が表れています​。「シャトー」というと有名ワイナリーを連想しますので、まさに社名はワイン的なネーミングだったわけです。

また、シャトレーゼの本部がある山梨県は、ぶどうの生産が盛んで、とくに山梨県甲州市勝沼町は日本一のぶどうの名産地です。

そして、シャトレーゼは山梨県甲斐市と甲府市勝沼に自社のワイナリーを持ち、ここでワインの製造を2000年から行っていました​。ですから、シャトレーゼがワインを製造販売していることはある意味とても正当な理由だったんですね。

「樽出し生ワイン」は特にシャトレーゼの注目商品です。もともとは山梨県内の店舗でのみ販売されていたようですが人気の高まりから全国の各店舗でも販売されるようになりました。(ただし、樽詰め出し生ワインを販売している店舗は限定されているのでお近くの店舗で販売されているかどうかはホームページなどで確認してください)

石川県内のシャトレーゼ店舗案内https://www.chateraise.co.jp/ec/shop/list.aspx#store-17

「樽出し生ワイン」はワイナリーから直接シャトレーゼの各店舗に送られます。樽出し生ワインは、瓶詰めワインでは味わえないようなテイストがあり、フレッシュな味が楽しめるとされています。この「樽出し生ワイン」は非加熱・無濾過であり、ワイン本来の味わいを楽しむことができると言われていて、SNSなどでも評判でした。

店内でリターナル瓶を購入し、中身を入れてもらうという方法で生ワインを購入します。リターナル瓶を使うという方法もすばらしいですね。空になった瓶をお店に持ち込めば、店舗の奥から消毒済みのリターナル瓶を出してくれてその瓶に生ワインを注いでくれるので衛生的です。

ただし、瓶にワインを注ぐと空気に触れるので、賞味期限は2週間となっています。

シャトレーゼの樽出し生ワインは3種類あります

シャトレーゼの樽出し生ワインは、赤2種と白1種で合計3種類あります。赤は、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー、白はシャルドネです。

購入価格は中身のワインだけなら836円(消費税込み)です。瓶はリターナル瓶を初回だけ購入しますが、たしか200円ほどでした。

なお、リターナル瓶は1本しか購入しませんでした。そのためワインが空になるたびにまたお店に来て次のワインを購入し注いでもらうということの繰り返しで3種のワインを飲みました。この2週間でシャトレーゼには4回来ましたが、ワインを購入した店はすべて別のシャトレーゼ店舗でした。(今年オープンした七尾市役所前店、金沢大徳店、白山市の松任店)

この3種のワインをすべて味わってみましたので、紹介しますね。

カベルネ・ソーヴィニヨン(赤)

まずは鉄板の大人気商品。カベルネ・ソーヴィニヨンです。やはり一番人気のようでSNSでも評価が高いようですね。

カベルネらしいしっかりとした熟成感とタンニンが効いていました。おいしい赤ワインです。もっと寝かすとおいしくなる…ということはできません。フレッシュな生ワインなので2週間以内に飲み切りましょう。

メルロー(赤)

メルローがまたうまいんです。最初の口当たりが柔らかくフレッシュな生ワインならではの味わいかなと思いました。そのあとしっかりとした熟成感と重厚な味わいが感じられます。

シャルドネ(白)

しっかりとした辛口でシャープな白ワインでした。酸味が効いているのでよく冷やして飲むのがよいですね。食中酒としてとてもよいです。パスタやピザなどによくあいます。

生ワインなので氷を入れて飲んでみましたが結構いけます。炭酸で割って飲むというようなカジュアルな飲み方にも適していると思います。

こう書くと味がイマイチだったのかと思われる方がいるかもしれませんがそうではありません。うまいですよ、これ。836円だとは思えません。

最終的に3種のワインを飲んでみて

このシャトレーゼの樽出し生ワイン3種を飲んでみての感想は、「全部うまかった」です。とても気に入りました。予想を超えていました。3種どのワインもリピートしたいレベルでした。

リターナル瓶で繰り返し購入するというスタイルも現代の生活様式に適していると思いました。

ワインを飲むと空瓶の処理に困るのですが、このリターナル瓶方式だと空瓶が発生しないので心も健全です。資源ごみの日にワインの瓶をださなくてよいので、近所から「ワイン飲み過ぎ」という指摘もでなくなるのが一番うれしかったりします(笑)

メルローが一番好き

個人的な感想では、3種のなかでとくにいいなと思ったのはメルローです。

もともとメルロー好きな私なので買いかぶりもあるかもしれませんが、このシャトレーゼ樽出し生ワインのメルローはうまいです。

最初の口当たりがフレッシュな感じなので「を、これが生ワインなのか」というように、まるで葡萄ジュースみたいな飲みやすさ。しかし口の中に含むとこれが豹変して熟成感たっぷりと重厚な赤ワインを感じさせてくれます。後味はけっこうヘビーなのでその差が大きくてそれがまた楽しいです。

店頭でリターナル瓶に注ぐ際にワインが空気に触れますから、家に持って帰ったら飲み頃になっています。リターナル瓶には蓋がついていてしっかり蓋をしておけば後日でも楽しめます。

一日ごとに味が変化していくのがわかります。メルローは購入後3日めくらいが一番美味しかったです。

1週間後は、2週間後は、…わかりません、瓶の中が3日めに空になっていたからです。おいしくて飲み過ぎました~(笑)

なお、賞味期限が2週間という表示ですが、店頭で購入しそのままの状態なら2週間くらいは大丈夫というように理解したほうがいいと思います。ちょびちょびと蓋を開けてグラスに注ぐたびに瓶内に新しい空気が入りますので酸化が進みます。このような飲み方だと少なくとも1週間以内に飲みきったほうがいいでしょうね。

それにしても、ワインボトル1本を一人で一晩で飲みきらなくてよいというのは精神的にもいいですね。1週間程度でちょびちょびワインを飲むという楽しみ方の提供をしてくれたシャトレーゼさんには感謝です。

ということで、次もメルローを買いに行きたいと思います。(というかすでに何度もリピートしています)

2023年11月限定の白ワインはセミヨンでした、これまた良し!

シャトレーゼでは秋のフェア限定の樽出し生ワインとして1ヶ月ほどの期間限定でセミヨンの白ワインを発売しました。

セミヨンというぶどう品種は穏やかな酸味とさわやかな味わいが特徴的です。セミヨンの白ワインは、定番のシャルドネよりも穏やかな酸味で少し渋みを感じますが、これがちょうどよいおいしさでした。

和食やピザなどのライトミールにもぴったりなので、毎日の夕食でテーブルワインとして飲むには最高かなと思いました。柑橘系果実とハーブのフレッシュな香りを楽しめてよかった。

シャトレーゼの白ワインは、シャルドネよりセミヨンのほうがうまいと思います。セミヨンを定番にしてほしいです。

リターナル瓶を2本にしました

瓶が1本しかないと不便なのでもう1本購入しました。2本あれば、1本は自宅の冷蔵庫、もう1本は空瓶として自家用車に入れておいていつでもシャトレーゼに行ける状態にできます。

ちょっとこの状態はやばいかもですね(笑)

注:このブログ記事のイメージ画像はChatGPTのdall-e3で作成しましたのでシャトレーゼとは直接の関係がありません。なお、赤2種と白1種になっているのは、カベルネ、メルロー、シャルドネのイメージです。

※2024年2月29日に修正
「樽出し生ワイン」が正式名称でしたが、当初間違って「樽詰め生ワイン」という表示にしていましたので修正しました。

シャトレーゼの歴史

シャトレーゼはビジネスモデルをダイナミックに変遷

シャトレーゼのビジネスモデルの変遷をまとめると以下のようになります。

もともとは、代表の齊藤 寛氏が20歳の時に弟が経営する今川焼き屋を手伝うというところからビジネスがスタートしています。その後、何度も失敗をしながら、アイスクリームやシュークリームを展開し七転び八起きでビジネスモデルの革新を行い、今のような素晴らしい企業になっています。

  1. 初期の直接配送モデルの確立
    • 1980年代から、シャトレーゼは自社工場からフランチャイズ店舗への直接配送モデルを確立しました。この直接配送システムは、国内外の店舗運営の中心的役割を果たしています​​。
  2. シャトレーゼホールディングスの設立と国際展開
    • 2010年、シャトレーゼは分社化し、シャトレーゼホールディングスを設立しました。2012年にオランダに第1号店を開設し、2015年にはシンガポールにアジア第1号店を開設するなど、国際展開を加速させました​​。
  3. 製品ラインナップの多様化
    • シャトレーゼは洋菓子、和菓子、飲料の製造・販売を行っており、食物アレルギー対応製品や糖質を低減した製品など、幅広いニーズに応える製品開発を進めています​​。
  4. 国内外での工場運営と供給体制の拡充
    • 日本国内外で多数の工場を運営し、各地の店舗への製品供給を行っています。これにより、地域ごとの需要に応じた製品の生産と配送が可能になっています​​。

この変遷は、シャトレーゼがいかにして現在の地位を築き上げ、さまざまな困難を乗り越えてきたかを示しています。直接配送モデルの確立から始まり、国際展開の加速、製品ラインナップの多様化、そして国内外での供給体制の拡充に至るまで、シャトレーゼは時代のニーズに応じてビジネスモデルを進化させてきました。これらの戦略は、シャトレーゼが日本を代表するお菓子メーカーとして、また世界を視野に入れた企業として成長し続けるための基盤を形成しています。すごいですね。