来月（10月）からインボイス制度が導入になります。もうあと10日ほどですね、早いものです。すでに対応を終えたという企業さんが大半だと思いますが、未着手だという事業者さんもちらほらお見受けします。インボイス制度はほぼすべての事業者が関係しますので、しっかりと対応しましょう。
さて、そのうえで来年（2024年）1月からは電帳法（電子帳簿保存法）の本格運用が始まりますので、その準備も進めていきましょう。
電帳法（電子帳簿保存法）対応
クラウド会計システムが便利です
電帳法は、電子的な取引の記録は電子媒体でする必要があるということなどを定めた法律で、2023年末までは猶予されていましたが2024年1月からは制度の本格運用が始まります。
保存方法は、「電子帳簿等保存」、「スキャナ保存」、「電子取引」の3つに区分され、決められた保存方法にもとづいてデータのまま保存しなければなりません。
電子帳簿保存法対応をしない場合は、法律違反となり罰金が科せられる可能性もあります。すべての事業者が対象ですので対応は必須です。
この電帳法対応には、システムを使うのが一番適しています。この機会に販売管理や会計にはクラウドシステムを使うことを検討してはいかがでしょうか。
当社が利用しているのはマネーフォワードのクラウド会計です。
帳簿をPDFダウンロードをすると自動的に電帳法対応になります
マネーフォワードはクラウドシステムなので、自動的に機能がアップデートされていくのがよいところです。
今月の新たな発見は、帳簿をダウンロードすると自動的にクラウドBOXに記録され電帳法対応になることです。
たぶんこの画面は先月までありませんでしたので新機能だと思います。
マネーフォワードのクラウドBOXとは
マネーフォワードのクラウドBOXとは、帳票を保存する無制限の容量をもったストレージです。マネーフォワード契約者は無料で使うことができますので便利です。
クラウドBOXのしくみは、電子取引データをタイムスタンプを付与してクラウド上のストレージに記録することにより、検索可能な保存システムとしています。Amazonの取引も自動的に保存してくれるので便利です。
詳細は
https://corp.moneyforward.com/news/release/service/20211029-mf-press/
にてご覧になってください。
マネーフォワードのクラウド会計について
一年利用して便利さを実感しています
これで当社は１年以上マネーフォワードのクラウド会計を利用しています。
便利な点は、
・金融機関との取引データを自動的に取得し仕訳してくれること
・経費支払いで利用しているクレジットカード（当社はNTTグループカードを利用）のデータも自動取得し自動仕訳してくれること
・請求書発行すると自動的にPDFを作成しメール送付も可能なこと
などです。
とくに自動データ取り込みは便利です。使い始めるとほぼ１年分さかのぼってデータを取り込んでくれます。それ以上前のデータは確実に取り組むかわかりませんので、早めに使い始めたほうがいいですね。
これで面倒な経費の入力や銀行口座の入出金データの記入は不要になりました。すごいですね。
また会計事務所で税務計算をしてもらうさいも、IDとパスワードを発行しておけばいつでもどこでもチェックしてもらうことができるので、打ち合わせすることがかなり短くなりました。実質的にはほぼ面談なしで税務申告書を作成してもらうことも可能なレベルです。
マネーフォワードは解説資料も充実しています
マネーフォワードの資料ダウンロードや解説は
からどうぞ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格：中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
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