その農産物を、今、私に買う理由がありますか?石川農林総合事務所等主催の研修会にて遠田が講演したテーマ

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20081202tohda石川県きっての穀倉地域は白山市や野々市町などの白山水系の一帯だろう。農業分野で天皇杯授賞などで日本一になった農業法人が数多く存在するアグリビジネスのメッカだ。ここ数年でも日本農業大賞を受賞した農業法人もある。この石川農林総合事務所が担当するエリアで、法人経営者及び集落営農リーダー等研修会が12月2日の午後7時から開催された。

Syutakueinouseminer研修会は2本立てで、前半は集落営農の事例発表で、後半は遠田の担当で農産物マーケティングがテーマの講演。
前半の事例発表は、中能登町の春木生産組合事務局で能登やまびこ理事の稲場氏が、今年の4月に立ち上がった集落営農の事例を熱く語ってくれた。地域を愛する思いと、ビジネスとしての農業を両立させようというすばらしい取り組みに感動した。「二階建て方式」、「推進方策6箇条」、「営農ビジョンを作成し集落に承認してもらう」、「オーディションによる担い手発掘」など、具体的な資料を公開してくれた稲場氏には、本当に感謝である。
遠田は、稲場氏の発表の後に、農業マーケティング、農商工連携の取り組みなどについて説明した。講演テーマは「その農産物を、今、私に買う理由がありますか?」。商品名と価格だけの表示では、消費者が買う理由を見出せないことなどの消費者心理と行動パターンを解説した。