講演会やセミナー講師の実績

高岡文化ホールで鋳物組合・鋳青会の生成AIセミナーを開催しました

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2026年9月17日(木)の夜、高岡文化ホール第4会議室で、富山県鋳物工業協同組合の青年部「鋳青会」のみなさまを対象に生成AIのセミナーを担当しました。会場は満席で30名以上の参加。ノートパソコンやタブレットを開きながら聞いてくださる方も多く、関心の高さが伝わってくる勉強会でした。

高岡文化ホール

生成AIの現在地を、あらためて整理する

前半は「これまでのおさらい」からスタートしました。2022年11月のChatGPT登場から現在までを、対話する力(LLM)・調べる力(RAG)・考える力(推論)という3つのコアの進化として整理し、いまは単機能の利用ではなく、この3つを統合して使う段階に入っていることをお話ししました。

あわせて、ハルシネーション(AIが誤った情報を生成する問題)、機密情報の取り扱い、知的財産の扱いといった注意点も確認しました。人間の確認を残すことが前提、という点は最後まで一貫してお伝えしたポイントです。

高岡文化ホール

ビジネスで使うならGoogle Workspace+Gemini

「どのAIが一番か」を比べる時代は終わりつつあります。私からの提案は、会社として使うならGoogle Workspace(Business Standard・月額1,760円)のGeminiを軸にすること。入力内容がAIの学習に使われないこと、全社導入できる価格であること、管理者による統制(ガードレール)が効くこと。この3点が中小企業にとっては大きな安心材料になります。

実践デモ:GASで作った自作アプリ

後半は、私が実際に使っているGAS(Google Apps Script)製のアプリをお見せしました。メール管理、写真日報、音声メモからのライフログ、アクセス解析、財務分析、通販サイトのRFM分析、ブログ記事の自動生成と評価まで。いずれもGeminiと対話しながら自作したもので、GASが「安全なAIエージェント」として実務を回せることを、動く画面で見ていただきました。

そのうえで、複数のAIとツールを目的別に組み合わせる「AIオーケストレーション」という考え方を紹介しました。指揮者は人間でよい、というのが中小企業での現実解です。

参考資料:鋳物・金属加工業のAI活用事例

高岡文化ホール

当日は参考資料として、鋳物・金属加工業のAI活用事例もお配りしました。熟練者の添加剤の「さじ加減」を学習させて誰でも純銅鋳造ができるようにした中島合金、高岡銅器の着色(煮色・糠焼・Oriiブルー)の条件をデータ化しているモメンタムファクトリー・Orii、AIが毎朝約200ラインを巡回して年間4万時間を削減した旭鉄工など、公開情報にもとづく実例です。

そして「うちは何から?」への答えとして、鋳物工場のAIを3つの層で整理しました。

設備投資ゼロで今日から動く第1層(日報・図面検索・見積の過去引き当て・メール整理)、補助金を使って進む第2層(外観検査・予知保全)、経営判断を支える第3層。まずは第1層から、というのが青年部のみなさまへの現実解です。

次回は10月14日、GAS体験研修です

続編として、2026年10月14日(水)19時から、同じ高岡文化ホール第4会議室で「Geminiで始めるGAS業務アプリ体験研修」を予定しています。

基本編でおみくじアプリを作り、応用編で自社の業務アプリに展開する内容です。手を動かす回になりますので、今回聞いて「やってみたい」と思われた方はぜひご参加ください。

鋳青会のみなさま、貴重な機会をいただきありがとうございました。

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