じわりと増加し続けるネット消費、10年で5倍のペースで増加し続けておりネット通販は我々の生活になくてはならない購入手段になっている

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ネット経由での消費が増加ネットショップの年間流通総額は10兆円を超えるといわれている。しかし、これは民間機関の発表した数値で、公的な機関が発表したデータはあまり見かけない。そんな中で総務省統計局がおもしろい分析をしている。家計消費状況調査の結果から、生活者視点でのネットショピング利用状況についてグラフや図表で解説している。
ネットショッピングでの支出総額は11年間で5倍以上になっているという。(平成14年から平成25年の数値)また、世帯主年齢別で、30~40歳代の世帯の毎月約4割がネットショッピングで何らかの商品やサービスを購入していることを発表している。

上記の調査では「ネット通販の市場規模は約5兆円」と推計している。(以下、引用部分)

 なお、上記の推計値は、よく言われているネットショッピングの市場規模などと比べると小さくなっています。その理由としては、現在の家計消費状況調査では、1か月間のネットショッピングの利用総額のみを調査しているために、ホテルや航空券などのネット予約によるものや、電子書籍やアプリなどのデジタルコンテンツ、お中元やお歳暮などの贈答用として購入した分などが、調査に回答する際に見落とされていることが考えられます。こうした部分も含めると、市場規模としては、既に4~5兆円に達している可能性もあります。今後、商品・サービスの内訳を把握することによって、より正確に市場規模を推計できるようになると考えています。

総務省では、ネットショッピングの実態についてさらに調査を進めている。

昨年には、インターネットを利用した支出総額や世帯年齢別の表なども公開。その資料によると、インターネットを利用した支出でもっとも金額が多いのは50歳代だった。30歳代が月額12,288円の支出なのに対して、50歳代では月額12,729円の支出である。ネット利用と親和性が高い若い世代よりも高年齢の世代でネットでの支出が多いというのは大きな変化ではないだろうか。

インターネットを利用した支出総額
ネットショッピングの実態を探る!! ~家計消費状況調査 調査開始から3か月間の結果より~より引用
http://www.stat.go.jp/info/today/096.htm

実感として、ネットでのモノやサービスの購入が「特別ではなくなった」ということだろう。