インターネット接続環境を見直し楽天スーパーwifiとソフトバンクYBBを解約した、これで長年利用してきたソフトバンクが0になった

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楽天スーパーwifiは今月で解約楽天スーパーwifiの利用がちょうど2年経過した。
無償で解約できる月が7月なので、今月解約のために係に電話連絡をした。いちおう解約のための書類は事前に入手していたが、その後の環境変化で解約しやすくしたのだろう。電話だけですべての解約手続きが完了した。機材もSIMも返却の必要がないということである。このwifiルータは「HUAWEI」のGL04Pという機種で、もともとSIMロックがかかっていない。新たにMVNOのSIMを契約し使ってみることを検討している。

GL04Pの裏面

GL04Pの設定については、設定方法があちこちのWEBサイトで公開されている。遠田がすでに利用しているocnモバイルONEで使うためには「http://service.ocn.ne.jp/mobile/one/settei/gl04p/」に設定マニュアルがあった。この内容を見ると設定はできそうだ。7月になったら、現在利用中のSIMで使えるかどうかを実験したうえで、どうするか考えたい。

ちなみに楽天スーパーwifiはソフトバンクグループの製品(当時はイーモバイル)である。

11年利用してきたYBBも解約

事務所で11年利用しつづけてきたYBBもこのさい解約することにした。すでにNTTの光も契約して利用しており、2本の接続回線は不要になりつつあるからだ。もしものもう一回線の準備としてYBBを契約し続けるより、上記のwifiルーターやiPhoneのデザリングなどで十分と判断した。

YBB解約

前回のモデム交換と同様に電話だけでYBB解約手続きが完了した。

長い間利用してきたソフトバンクだが、解約の決意をしたことには別の理由があった。

ソフトバンクを解約した3つの理由

まず1つは、最近のソフトバンク社の営業方針がどうにも共感できないからである。

他社から乗り換えるユーザーには値引きなど特典を大盤振る舞いするのに、長期間利用する固定客には料金体系等で高額なままの契約を続けさせようというあざとさを感じる。当社が現在契約していたコースだと月額4000円以上になっていた。しかし、新規で同程度のサービスを契約すると1000円台である。また、解約を意識してホームページを閲覧すると2000円前後の同等サービスへの乗り換えを提案する画面に推移した。これは、物言わぬ客からは高く、うるさい客には値引きするという姿勢にみえる。このように固定客をないがしろにしているようにみえる構造に嫌気がさした。

2つめは、魅力的な製品やサービスに乏しくなったことである。

昨年暮れに、ソフトバンクグループのYモバイルの携帯電話を解約した。その理由もいろいろあるが、一番大きな理由は使い続けようと思っても魅力的な製品やサービスがなくなってしまったことだ。遠田は、iPhone6にMVNOのSIMを挿して使うことにした。SIMはocnモバイルONEで、Yモバイルの電話番号をMNPした。なにより、ソフトバンクグループで同じ程度のことができなかった。他社にサービスを鞍替えすればできることがなぜ同じグループ会社内でできないのか。これまでのソフトバンクならありえないと感じた。
いまやiPhoneはソフトバンクのものだけではなく、auでもドコモでも購入できるし、なによりApple社からSIMはロックフリー版を買ったほうが使い勝手がよい。

3つめは、孫正義氏ひきいるソフトバンクを応援したい気持ちが薄れてきたことである。

孫正義氏はビジネスの後継に、はえぬきでなく外国から優秀な人材を登用することを選択した。社内で経営者育成のための取り組みを行なっていただけに残念な人事である。これまでの腹心だったメンバーもこの人事以降は降格させているようだ。孫正義氏が今でも日本を代表する名経営者であることにかわりはないだろうが、心情的に少し距離が離れたのは事実である。
上記2つめの理由にも関連するが、これまでのソフトバンクなら、他社よりも劣るサービスや商品の弱点をカバーする戦術をとってきたはずだ。それがタイムリーにできなくなってきているのは、マネジメント力が低下したのではないかと思ってしまう。

昨年まではインターネット環境はほぼソフトバンク(グループ会社を含む)を使っていたが、今回の解約で結果的にソフトバンク利用が0になった。(家族が個人的に使っているものを除く)

商品やサービスの購入は消費者としての投票である。ささやかであるが、自分なりの意思表明をした結果がこれ、ということである。