中国発の生成AI「DeepSeek」が凄まじいインパクト。本日よりAppleのAPPストアから使えるようになりました。話題なのは圧倒的な高性能かつ低コストです。AIのためのサーバー関連銘柄が、軒並み株価ダウンするほどの衝撃だったようです。今日のニュースでそのような内容の記事が多くてこれまた驚きです。
実際に使ってみると、ChatGPTに比べても回答までの反応が早いです。回答内容もかなりよくて、ひょっとしたらChatGPTの有料版と同等以上に高性能かもしれません。これはやばいのがでてきましたね。
中国発の生成AI「DeepSeek」
株価変動をさせるほどのインパクトでした
古河電工やフジクラなど、生成AI用のサーバーに使う電線株が人気になっていましたが、DeepSeekの登場で株価が急落したようです。




ニュースでの取り上げられ方を見る限りかなりすごそうです。
AppleのAPPストアからインストールできます
AppleのAPPストアで「DeepSeek」という検索をするとアプリを選択してインストールすることができました。
スマホでもPCでも使えます
DeepSeekをスマホで使ってみたら早くて高性能なのに驚きました。これはすごいと思い、PCのブラウザでも使ってみました。
なおサインインはメールアドレスだとうまくできなかったのでGoogleのアカウント連携にしました。(中国のIT企業なので、情報の扱いには注意を払います)
深く推論するモードの「DeepThink(R1)」だと、考えているさいの文字が表示されますので、待つ時間が短く感じます。
以下の画面は「DeepSeekの特徴を日本の経営者にわかりやすく解説してください、とくにChatGPTと比較するとわかりやすいのでよろしく」というプロンプトで、DeepThink(R1)モードで入れてみました。
この「Thinking(考え中)」が見えるのがいいですね。上記画像ではThinking過程が英語で表示されていますが、中国語のときもあります。おそらく開発言語は英語がベースなんでしょうね(仮説ですが)
この回答は以下のとおりです。
DeepSeekの特徴をChatGPTと比較して解説
日本の中小企業経営者向けに、DeepSeekの特徴をChatGPTと比較しながらわかりやすく説明します。
1. コスト効率性
- DeepSeek:運用コストが低く、予算が限られる中小企業に適しています。
- ChatGPT:高機能ですが、サブスクリプション料金やAPI利用料が高くなる場合があります。
→ 中小企業向けのメリット:初期投資を抑えつつAIを導入可能。
2. 専門業務への特化
- DeepSeek:データ分析や業務自動化に強み。在庫管理や売上予測など、数字を扱うタスクに活用できます。
- ChatGPT:汎用性が高く、文章作成や顧客対応など幅広い用途に対応。
→ 中小企業向けのメリット:経営判断に役立つ「データ駆動型」のサポートが期待できます。
3. システム連携のしやすさ
- DeepSeek:既存の業務システム(会計ソフト、在庫管理ツールなど)との連携が想定されています。
- ChatGPT:柔軟性は高いものの、自社システムとのカスタマイズには技術力が必要な場合も。
→ 中小企業向けのメリット:ITリソースが少なくてもスムーズに導入可能。
4. 言語サポート
- DeepSeek:中国語と英語に強みがありますが、日本語対応はChatGPTに比べて限定的な可能性があります。
- ChatGPT:日本語を含む多言語対応が充実。
→ 注意点:中国市場と取引がある企業はDeepSeekの中国語能力を活かせますが、日本語メインの業務ではChatGPTが有利です。
5. ユーザーフレンドリーさ
- DeepSeek:シンプルなインターフェースで、技術知識が少ない経営者でも操作しやすい設計。
- ChatGPT:汎用性が高い分、目的に応じた適切な指示(プロンプト)の作成スキルが求められます。
→ 中小企業向けのメリット:手間をかけずにすぐ使い始められます。
まとめ:中小企業が選ぶ際のポイント
- DeepSeekが向いている場合
- コストを抑えつつ、データ分析や業務効率化を優先したい。
- 中国語圏との取引がある。
- ChatGPTが向いている場合
- 日本語での文章作成や顧客対応を中心に活用したい。
- 汎用的なAIを柔軟に使いこなせるリソースがある。
活用例
- DeepSeek:在庫最適化、経営指標の分析、簡易レポート作成。
- ChatGPT:営業メールの作成、FAQチャットボット、SNSコンテンツ企画。
AI選びは「自社の優先課題(コスト? 業務効率? 顧客対応?)」に合わせて検討しましょう!
ChatGPTとの性能比較実験
同じプロンプトでChatGPTのo1proとDeepSeekR1の出力比較
同じプロンプトでどのような出力の違いがあるかを試してみました。内容は「こんな広報ならいらない!という叱責を受けた広報担当者の対応」についてです。
ちょっとデリケートな内容ですので回答内容に破綻がないかどうかをチェックするにはよい題材かもしれません。
▼ChatGPT「o1pro」の出力で構成した記事

▼DeepSeek「R1」の出力で構成した記事

この2つ、回答の大きな骨子や文章量は同じような感じです。文字数はどちらも約4300文字でした。
ただし、文章構成や言い回しについてはChatGPTの「o1pro」のほうがこなれているような気がします。
みなさんはどう感じましたか?感想があればメールやSNSなどでおしえてください。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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