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できる人は使い方が違いますね、「GenSpark」でスライド作成が5倍速になったという安藤さんの事例発表をオンラインで拝聴しました

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「GenSpark」でスライド作成が5倍速え。スライド作成、そんなに速くなるの!?AIツール「Genspark」で講演準備が5倍速になったそうです。今回は、年間20〜30回もの講演をこなす安藤さんが、実技付きのオンラインセミナーを開催してくれたので参加しました。
「スライド作成の時間をどうやって劇的に短縮したか?」というセミナーの要旨をご紹介します。話題のAIツール「Genspark」を使ったスライド作成の裏技、これは見逃せません。参加して大満足でした。安藤さん、すごい!

「GenSpark」でスライド作成が5倍速に

PowerPointの限界を痛感していた日々

安藤さんはPowerPointユーザー。ですが、講演のたびに内容をカスタマイズする必要があり、1時間の講演のためにスライドづくりに10時間以上かけることもざらだったそうです。特に、テキストの調整やデザインの微調整が大きな負担に。

既存のAIスライド作成ツール(Gammaやイルシルなど)も試してみたものの、PowerPointに変換するとレイアウトが崩れたり、フォントサイズが小さくなったりと、満足のいく結果にはならなかったとのこと。

コード型AI「Genspark」で劇的改革!

そんな中、安藤さんが辿り着いたのが、HTMLベースでスライドを生成する「Genspark」。テンプレートに頼らず、コードで構成されるこのツールが、まさに救世主でした。

スライド作成が5〜10倍速くなる2つの秘訣

  1. 原稿とデザインを完全に分ける発想
     まずはChatGPTなどを使ってスライドの骨子をテキストで作成。それをGensparkに読み込ませ、デザインはAIにお任せするというやり方。内容と見た目を同時に考えないことで、手戻りが減って効率アップ!

  2. 完璧を目指さない勇気
     聴衆は細かいデザインの違いには気づかないもの。7〜8割の完成度でも十分伝わると割り切ることで、スライドづくりにかかる時間が大幅に削減されました。

実演でわかった!Gensparkの使い方と裏技

セミナーでは、実際の操作画面を見せながら、Gensparkの基本的な使い方も紹介されました。

基本の流れ

  • スライドの骨子をChatGPTやWordで作成

  • それをGensparkに読み込ませて自動生成

  • 「文字サイズを大きく」「暖色系に」などの指示を自然言語で出すと、一括修正も簡単!

知っておきたいテクニック

  • 画像の挿入も自然文で:「この画像を右下に配置」など指示すればOK

  • テンプレートの再利用:気に入ったデザインのコードを保存しておけば、次回も同じスタイルで作成可能

共有・エクスポートの注意点

  • PDFでの出力が推奨。PowerPoint形式だとフォントやデザインが崩れることがあるため要注意。

セキュリティにも要注意!

最後に、安藤さんはGenspark使用時のセキュリティ面にも言及していました。

  • AI学習へのデータ提供をオフに:設定で「AIデータの保持」を無効にするのが必須!

  • ハイブリッド方式を推奨:機密情報はPowerPointで後から加えるのが安全です。


Gensparkのような「コード型」のAIツール、使いこなせば作業時間を劇的に短縮できます。スライド作成に時間を取られている方には、ぜひ一度試してほしい革新的な方法ですね。

安藤さんがAIについて情報発信しているnoteがあります

さて、今回のオンライン講師の安藤さんについて紹介します。安藤さんは、石川県中小企業診断士会のAI研究会(KAIs)に所属しています。研究会内でも突出した知見を発揮しており県内きってのAI通としても知られています。

AIに関してはnoteでも有用な記事を書いてくれています。

KenKen@ステップアップ! 生成AIで作るExcelマクロ道場 推しはChatGPT

KenKen@ステップアップ! 生成AIで作るExcelマクロ道場 推しはChatGPT|note
コンサルタントをしている中小企業診断士で、Excel関数&マクロで20年の実務経験を持つ趣味プログラマー。ChatGPTなど生成AIでExcelマクロを作るのが得意で、初心者から中級者向けに役立つノウハウをたくさんシェアします。一緒にスキルアップを目指しましょう!

今回のGenSparkに関連する記事は以下のページです。

【思考法&プロンプト付】Gensparkで10倍速:40分で40枚作れたAIスライド最短プロセス|KenKen@ステップアップ! 生成AIで作るExcelマクロ道場 推しはChatGPT
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ぜひともご覧になってみてください。

Gensparkとは

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