中小企業診断士とは中小企業診断士とは/中小企業診断協会より

中小企業診断士の日とは?

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中小企業診断士の日11月4日は「中小企業診断士の日」です。
この日は、昭和23年(1948年)11月4日に中小企業庁が「中小企業診断実施基本要領」を制定し、中小企業診断制度が正式に発足したことに由来しています 。
この制度の発足を記念して、全国の中小企業診断士協会では、11月4日を「中小企業診断士の日」と定め、各地でイベントや広報活動を行っています。

中小企業診断士の日について

中小企業診断士の日とは?

「中小企業診断士の日」は、毎年 11月4日 に定められています。この日は、1948年(昭和23年)に当時の中小企業庁が「中小企業診断実施基本要領」を制定し、日本における中小企業診断制度が正式にスタートした日にあたります。
この制度の創設を記念して、全国の中小企業診断士協会が2007年(平成19年)に記念日として制定しました。

中小企業診断士とは?

中小企業診断士は、経済産業省が認定する唯一の国家資格を持つ経営コンサルタントです。経営戦略、人材育成、財務、IT、マーケティングなどの多岐にわたる専門知識を駆使し、中小企業の成長や改善を支援します。

なぜ11月4日なのか?

先述のとおり、1948年11月4日に「中小企業診断実施基本要領」が発表され、中小企業支援の制度的枠組みが明確になったことが由来です。この制度を基に、その後1957年には「中小企業診断士制度」が法制化され、国家資格として制度が整えられていきました。

各地での取り組み

この日には、全国の中小企業診断士協会や関連団体がさまざまな啓発活動やイベントを開催しています。

意義

この記念日は、診断士自身の活動を社会に広く知ってもらうとともに、中小企業支援の重要性や診断士の専門性を啓発する目的で設けられています。
企業経営における「かかりつけ医」として、地域経済の活性化に貢献する診断士の役割が、より注目される契機となる日でもあります。

あらためて、中小企業診断士とはなにか?

中小企業診断士って何をするの?

中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家を言います。
中小企業診断士は、中小企業支援法に基づいて経済産業大臣が登録する資格で、中小企業支援法では、次のように位置づけられています。
1.中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者
(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)
2.業務は「経営の診断及び経営に関する助言」
3.中小企業診断士試験は、法律上の国家資格

どうしたら中小企業診断士になれる?

どうしたら中小企業診断士になれるの?

中小企業診断協会が実施する試験に合格し、実務補習を修了または実務に従事する方法と、中小企業総合事業団中小企業大学校東京校(TEL042-565-1207)が実施する中小企業診断士養成課程を修了する方法の2通りがあります。

<第1次試験>
中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とし、多肢選択式または短答式による筆記の方法で行われます。
<第2次試験>
中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記及び口述の方法で行われます。
当該年度又はその前年度の第1次試験の合格者が受験できます。
口述試験は、筆記試験において相当の成績を得た方を対象に行われます。
<実務補習または実務従事>
経済産業大臣に中小企業診断士として登録を受けるには、申請の日前3年以内に第2次試験に合格し、所定の実務補習の修了または実務に従事することが必要です。
なお、実務補習の場合は、次のいずれかを15日以上受けることが該当します。
1.指定法人(中小企業診断協会)が行う実務補習
2.中小企業総合事業団中小企業大学校の養成課程のうち総合実習
3.都道府県等中小企業支援センターが行う研修
4.1~3の実務補習と同等以上の内容を有するものと認められる実務補習

▼出典
中小企業診断協会