越前そばは北国街道今庄宿あたりで食べると蕎麦がまた違う味わいになる

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今庄の蕎麦越前そばと一言で言い切れないくらい越前そばは深い。福井県嶺北地区でもっとも南部に位置する今庄は蕎麦の名店が多い。北国街道今庄宿の蕎麦は少し平べったくて固いというイメージがある。山芋をすりおろした蕎麦も今庄の蕎麦だというイメージもある。今日は今庄で3軒の蕎麦屋に入って「おろし蕎麦」を注文したが、いずれも特徴ある越前そばだった。

「蕎麦ふる里」のおろし蕎麦
上記の蕎麦は、今庄インターの出入り口すぐ近くにある「いふ」という蕎麦屋のおろし蕎麦。もっとも今庄の蕎麦らしい蕎麦だった。

左は「蕎麦ふる里」のおろし蕎麦。店はJR今庄駅を出て左に行ったところにある。駐車場スペースは1台で店内には4卓しかない小さな店だが昼前にはすでに満席だった。きれいな蕎麦をだしていた。

「忠兵衛」のおろし蕎麦今庄駅を出て右に行くと「忠兵衛」がある。福井県内でも名を馳せた有名店だがご主人が亡くなってからはどうか。おろし蕎麦は蕎麦の風味がたっぷりと感じられるいい蕎麦で、そば湯がドロッと濃くてうまかった。

この今庄の蕎麦屋3店には共通点がある。すべて女主人が仕切っているという点である。力強い蕎麦は男のイメージが強いが、また良い意味で裏切られた。越前そばは深い。