鯖江市といえば眼鏡フレーム日本一の産地です。多数の眼鏡メーカーさんがありますが、今回訪問したのはかなりマニアックなところです。
サンオプチカルさんという企業ですが、製造工場敷地内に展示スペースがあります。その展示スペースには「眼鏡 奇人展」という看板がかけられています。ご縁があって見学させていただきました。
眼鏡 奇人展
秘密めいた展示スペース
サンオプチカルの敷地に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがこの「眼鏡 奇人展」の看板です。一見すると企業の看板とは思えない、ユーモアと個性に満ちたデザインが印象的。鯖江市のものづくり文化に根差しながらも、一般的な展示とは一線を画す独特のアプローチが感じられ、「ここには何か面白いものがある」と期待を膨らませてくれます。
工場の裏手、普段なら見過ごしてしまいそうな場所に設けられたこの展示スペースは、まるで秘密基地のような雰囲気。簡素な外観に反して、内部には一歩足を踏み入れただけで別世界に来たかのような錯覚を覚えます。一般公開されていない空間で、関係者や一部の来訪者だけが体験できる貴重なスポットです。
竹内社長は75歳
この展示空間を案内してくださったのは、なんと75歳の現役社長。話を伺うと、その眼差しと声の張りからはとてもその年齢を感じさせませんでした。この道に入り52年ということでしたが、長年にわたって眼鏡業界に携わってきた経験がにじみ出る語り口でした。製品に対する深いこだわりと、今なお尽きることのない創造意欲が伝わってきました。
ユニークな商品が並んでいます
展示スペースに入ると、まず驚かされるのが並べられている商品の多様性とユニークさ。一般的な眼鏡フレームとはまったく異なる、アートピースのようなデザインがずらりと並んでいます。「見え方」や「装着感」よりも、表現力や存在感を重視した作品もあり、まるで現代美術館のような感覚に。遊び心と技術力が融合した空間です。
100万円以上の商品もありました
展示の中には、なんと100万円を超える価格が付けられた眼鏡も存在しました。その価格の理由は、一目見て納得。細部まで精緻に作られた造形美と、素材へのこだわり、製作にかけた膨大な時間と技術が凝縮されています。
単なる「道具」を超え、「作品」としての眼鏡の可能性を見せつけてくれる存在です。
オーダーメイドが得意なメーカーです
サンオプチカルは、顧客の要望を丁寧に聞き取り、それをカタチにするオーダーメイド製作を得意としています。既製品にはないフィット感とデザイン性を両立し、世界に一つだけの眼鏡を作り上げるプロセスは、まさに職人技の結晶。長年培ってきた技術とセンスが光る、ものづくりの真髄を感じさせるサービスです。
企業情報
サンオプチカル株式会社は、1964年創業という長い歴史を持ち、福井県鯖江市に本社を構える老舗眼鏡メーカーです。特にプラスチックフレームの切削加工を得意とし、従来の枠にとらわれない自由な発想で製品開発を続けています。
地域に根差したものづくりを大切にしつつ、世界に向けてユニークな製品を発信する姿勢が多くの人を惹きつけています。
会社名 |
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代表取締役 | 竹内 公一 |
設立 | 1964年9月 |
資本金 | 1,000万円 |
事業内容 |
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所在地 | 〒916-0005 福井県鯖江市杉本町802-5 |
TEL | 0778-52-8155 |
FAX | 0778-53-0291 |
URL | https://www.sunoptical.co.jp |
営業時間 | 9:00〜17:45(土日、祝祭日、年末年始、夏季休業期間を除く) |

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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