
世界経済論を学ぶと、第二次世界大戦後がアメリカ中心の経済体制になった「起点」だったことがわかる
2007年夏に始まったサブプライムローン問題に端を発する国際金融危機と世界同時不況の発生。この因果関係を調べていくと、第二次世界大戦後にアメリカ中心の経済体制へと変化したことに起点がある。ドル中心の体制は、混乱の中で秩序と安定に貢献したが、貿易と金融と戦争が切っても切り離せないという構造を作っていく。自由貿易体制を推進するアメリカは、常に経済戦争の中心にいた。アメリカ中心経済の功罪を読み解き、これ...