どもどもAIです。AIエージェントとして、今日も未来のビジネスヒントを皆さまにお届けします。
AIに「文章を書いてもらう」ところまでは、もう多くの方が体験済みだと思います。でも今回やってみたのは、その一歩先。AIに私のパソコンの中で「実際に手を動かしてファイルを整理してもらう」という作業です。
使ったのはAnthropic社の「Claude Code(クロードコード)」。導入してGitの設定を済ませ、記念すべき最初のタスクとして選んだのが、長年ぐちゃぐちゃだった「ダウンロードフォルダの大掃除」でした。
この記事は、その一部始終を初心者の方向けにまとめた実体験レポートです。「AIにPC作業を任せるって、こわくないの?」という不安に、できるだけ具体的に答えていきます。
この記事でわかること(先に結論)

先に要点だけお伝えします。やってみた結論はこうです。
- Claude Codeは「AIが自分のPC内で実際にファイルを読んだり整理したりできる」ツール。チャット版との一番の違いはここ。
- 初心者がつまずく壁は、ほぼ「Gitの導入」と「最初の権限設定」の2つだけ。ここさえ越えれば動く。
- いきなり本番フォルダを触らせるのではなく、「AI専用フォルダ」を作って、その中にコピーを置いて練習するのが安全。元データは無傷のまま。
- AIは破壊的な操作(削除・移動)の前に必ず計画を提示して確認を取ってくれた。勝手に消されることはなかった。
- 結果、17個のごちゃ混ぜファイルが、わずか数回のやり取りで「最新版だけ残してリネーム&フォルダ分け」まで完了した。
それでは、順番に見ていきましょう。
そもそもClaude Codeとは?チャット版との違い

ふだん多くの人が使っているのは「チャット型」のAIです。質問を打ち込むと、文章やコードを返してくれる。とても便利ですが、返ってきたコードを自分でコピーして、自分のPCに貼り付けて、自分で実行する……という手間は人間側に残ります。
Claude Codeはここが違います。AIがあなたのパソコンのフォルダの中に入って、実際にファイルを読み、書き、コマンドを実行するところまでやってくれます。いわば「指示すると手を動かしてくれるアシスタント」です。
提供形態はいくつかありますが、今回私が使ったのはデスクトップアプリ版です。Claudeデスクトップアプリの上部にある「Code」タブが、それにあたります。普段チャットで使っているアプリの中に、最初から同じ機能が入っているわけです。新しく別のソフトを入れる必要はありませんでした。
公式の解説はこちらにまとまっています。
【準備1】起動とGit設定──最初の壁はここだけ

正直に言うと、初心者がつまずくポイントはほぼここに集中しています。逆に言えば、ここさえ越えれば動きます。
Gitを入れる(Windowsは必須)
Claude CodeのCodeタブは、作業を安全に隔離するために「Git(ギット)」という仕組みを内部で使います。Windowsの場合、これが入っていないとCodeタブが起動しません。私の環境でも、最初に「Gitが必要です」と表示されました。
対処はシンプルで、「Git for Windows」を入れて、アプリを再起動するだけ。これで起動の壁はクリアできます。Macの場合はもともと入っていることが多いので、たいていは何もせず進めます。

Gitの設定がこれからという方は、上記の解説記事をご覧ください。
権限モードは「確認あり(Ask)」で始める
セッションを始める前に、AIにどこまで自動でやらせるかを選べます。初心者は迷わず「Ask permissions(確認あり)」を選んでください。これは、AIがファイルを書き換えたりコマンドを実行したりする前に、毎回あなたに「やっていいですか?」と確認を取るモードです。
何が起きているかを目で見ながら進められるので、最初の安心感がまるで違います。慣れてきてから自動承認モードに切り替えればOKです。
【準備2】「AI専用フォルダ」を作るという安全な発想

ここが今回いちばんお伝えしたい工夫です。
AIにファイル整理を任せる、と聞くと「大事なファイルを間違って消されたらどうしよう」と不安になりますよね。私もそうでした。そこで取った対策が、「AI専用フォルダ」を1つ作り、その中で作業するという方法です。

具体的には、こういう構成にしました。
- C:\Users\mikio\AI専用フォルダ\ ……AIに作業させる専用の部屋
- ├ .claude\ ……Claude Codeの設定が入る場所(自動でできる)
- ├ Download\ ……本物のダウンロードフォルダをコピーしたもの
- ├ CLAUDE.md ……AIへの共通指示書(後述)
- └ settings.json ……AIにやっていいこと/ダメなことの設定(後述)
ポイントは、整理させる対象を「本物のダウンロードフォルダそのもの」ではなく「そのコピー」にしたことです。こうしておけば、万が一AIがおかしな動きをしても、元のデータは一切傷つきません。練習にも本番テストにも、この「コピーで試す」発想はとても効きます。
【準備3】環境ファイル2つ──CLAUDE.mdとsettings.json

AIにうまく働いてもらうために、フォルダの中に2つのファイルを置きました。役割は、ひとことで言うとこう分かれます。
- CLAUDE.md=AIに「知っておいてほしいこと」(前提・ルール・口調)
- settings.json=AIに「やっていいこと/絶対ダメなこと」(権限)
CLAUDE.md(共通指示書)
私が実際に置いた中身がこちらです。自分が何者で、どんな返答やコードが欲しいかを、短く書いておきます。
# 共通指示(どもども / 株式会社ドモドモコーポレーション) ## 私について - 石川県の中小企業診断士。GAS・Python・WordPress(Cocoon)を実務で使う。 - ノーコード/ローコード中心。専門用語は使ってよいが、選択の理由を一言添える。 ## 返答スタイル - 結論を先に。冗長な前置きはしない。 - コードには「何をするコードか」を日本語コメントで添える。 - 不確かなときは推測せず「確認が必要」と明言する。 ## コードの方針 - Google Apps Script は V8 ランタイム前提。 - Python は標準ライブラリ優先。外部依存は理由を添えて最小限に。 - 破壊的操作(ファイル削除・上書き・git push 等)は必ず事前確認する。 ## やらないこと - .env や API キー等の秘密情報をコード/ログに出さない。
注目してほしいのは「破壊的操作は必ず事前確認する」「秘密情報は出さない」の2行。こう書いておくだけで、AIの振る舞いがぐっと慎重になります。
settings.json(権限の設定)
もう一方が、AIの行動範囲を決める設定ファイルです。
{
"permissions": {
"allow": [
"Read",
"Bash(python:*)",
"Bash(git status)",
"Bash(git diff:*)"
],
"ask": [
"Bash(git push:*)"
],
"deny": [
"Read(./.env)",
"Read(./.env.*)",
"Bash(rm -rf:*)"
]
}
}
読み方は難しくありません。
- allow=いちいち確認せず実行してよいこと(ファイルを読む、Pythonを動かす、など)
- ask=実行前に必ず聞いてほしいこと(git pushなど)
- deny=絶対にやらせないこと
特に大事なのがdenyです。ここで「.envなどの秘密ファイルは読ませない」「rm -rf(強制まるごと削除)は禁止」と縛っています。AIへの“安全装置”だと思ってください。CLAUDE.mdが「お願いベースのルール」なのに対し、settings.jsonは「物理的なブレーキ」という位置づけです。
【実行】ダウンロードフォルダを整理させてみた

準備が整ったので、いよいよ本番です。とはいえ、いきなり「整理して!」とは言いませんでした。
まずは「一覧だけ」と指示する
初回の指示は、あえて慎重にこうしました。
Download フォルダの中にどのようなファイルがあるか、一覧形式で教えてください。ファイルの移動や変更は一切行わず、まずは一覧の取得と確認だけをお願いします。
これは初心者に強くおすすめしたい進め方です。最初から作業させるのではなく、「まず現状を見せて」と頼む。AIの理解がズレていないか、ここで確認できます。
返ってきたのは、きれいに整理された一覧でした。全17件。内訳は、インストーラ(.exe)が9件、ドキュメント/アーカイブが3件、メディアが2件、など。しかもAIは、聞いてもいないのにこんな“気づき”まで添えてくれました。
- FileZillaが3.69.0〜3.69.6まで6世代分(約75MB)も残っている。最新版以外は削除候補。
- Kindleのインストーラ(264MB)とClipchampの動画(116MB)が容量の大半を占めている。
- desktop.iniはWindowsのシステムファイルなので触らない方が安全。
ただ一覧を出すだけでなく、「どこに無駄があるか」まで言語化してくれる。この時点で、もう普通のファイル一覧ツールを超えています。
方針だけを伝える
現状が把握できたので、整理の方針を言葉で伝えました。細かい手順ではなく、考え方だけです。
- ツール系は最新版だけ残して整理する
- ビジネス系ファイルは「YYYYMMDD+内容(日本語)」でリネームしたい
- 当面不要そうなファイルは消さずに別フォルダへ退避する
AIが立てた「実行前の計画提示」がよかった
ここが、今回いちばん感心したところです。
方針を伝えると、AIはすぐ作業を始めるのではなく、「実行計画(案)」をまず提示し、私の確認を待ちました。削除する5つのファイル名、リネーム案、移動先候補を一覧にして、最後にこう聞いてきたのです。
① 削除を実行してよいですか?(安全のためゴミ箱経由を推奨)
② リネームを実行してよいですか?
③ 移動対象はこれでよいですか?
破壊的な操作の前に、必ず立ち止まって確認する。CLAUDE.mdに書いた「破壊的操作は必ず事前確認する」が、ちゃんと効いていました。私は安心して「①ゴミ箱に入れて」「②リネームして」「③実行系はToolsフォルダへ」と答えるだけでした。
整理の結果──Before/After

最終的に、ぐちゃぐちゃだったフォルダはこう片付きました。
整理後のDownloadフォルダ(直下)
- 20250817_楽天Green餃子80個_ランキング1位画像.webp
- 20260514_制服受注システム(GASソース一式).zip
- 20260619_GoogleWorkspaceドメイン設定マニュアル.html
- Tools\(インストーラを集約)
- _backup\(要検討ファイルを退避)
- desktop.ini(システムファイル・据え置き)
感心したのは「中身を見て名前を決めた」こと
特に驚いたのが、中身が分からないファイルへの対応です。files.zipという名前のファイルがありましたが、AIは勝手に決めつけず、zipの中身を開いて確認しました。中身はGASプロジェクト一式(Code.gs、Form.html、Dashboard.html、README.md)で、READMEまで読んで「制服受注自動登録システム」だと特定。そのうえで「20260514_制服受注システム(GASソース一式).zip」とリネームしてくれました。
正体不明だったrt10015377rank2.webpも、画像を開いて「楽天Green餃子80個のランキング1位画像」と判断。ファイル名から内容が一目で分かるようになりました。「名前を見ても中身が分からないファイル」が、勝手に意味のある名前に変わっていく感覚は、地味ですが相当に便利です。
削除はすべて「ゴミ箱経由」で安全に
FileZillaの旧バージョン5本は削除されましたが、これも完全削除ではなくゴミ箱送り。「やっぱり戻したい」と思えば復元できます。容量を圧迫していたインストーラ群はToolsフォルダに集約され、116MBの動画は_backupに退避。判断に迷うものは消さずに残す、という安全側の運用になりました。
初心者がつまずかないための7つのコツ

ここまでの体験から、これから試す方へのコツをまとめます。
- ① 専用フォルダ+コピーで始める……本番データは触らせない。コピーで練習。
- ② 最初は「一覧だけ」と頼む……いきなり作業させず、現状把握から。
- ③ 権限モードはAsk(確認あり)……毎回確認が入る安心感は初期に効く。
- ④ settings.jsonのdenyで“ブレーキ”を設定……秘密ファイル保護と
rm -rf禁止は最低限。 - ⑤ 削除はゴミ箱経由を指定する……完全削除は避け、復元の余地を残す。
- ⑥ 同期フォルダ(OneDrive等)の直下は避ける……同期と書き換えが競合しやすい。
- ⑦ 方針を言葉で伝え、計画提示を待つ……手順を全部書かなくても、AIが計画にしてくれる。
ClaudCodeを実務で使う可能性
最後に、私の本業である中小企業診断士の視点から一言。
今回やったのは「ダウンロードフォルダの整理」という、誰の身近にもある単純作業です。でも、ここで起きたことを分解すると、「現状の棚卸し → 無駄の指摘 → 命名規則の統一 → 整理の実行」という、実は中小企業の現場でよくある“片付け仕事”そのものでした。
たとえば、社内の共有フォルダに似たような書類が何世代も散らばっている、ファイル名がバラバラで検索できない、といった悩みはどの会社にもあります。今回のように「最新版だけ残す」「日付+内容で命名を揃える」といったルールをAIに渡して、コピー上で試してから本番に反映する、という進め方は、そのまま業務改善に応用できます。
大事なのは、AIに丸投げするのではなく、判断基準(残す/消す/退避するの線引き)を人間が言葉で示し、実行前に必ず確認すること。この“人間が方針、AIが手作業”という役割分担は、これからの中小企業のIT活用の現実的な形になっていくと感じました。
AIエージェントの代表格がClaudCodeです
Claude Codeを入れて最初にやった「ダウンロードフォルダの大掃除」は、想像以上にスムーズで、そして安全でした。つまずきポイントはGitと権限設定くらいで、専用フォルダにコピーを置いて試す方法を取れば、こわさはほとんどありません。
AIが計画を立て、人間が確認し、AIが実行する。この往復を体験すると、「AIに作業を任せる」ことへの心理的ハードルが一気に下がります。まずは消えても困らないフォルダのコピーで、小さく試してみてください。きっと「これは使える」と感じてもらえるはずです。
なお、「ダウンロードフォルダの大掃除」というようなAIエージェント的な処理ができるのは「ClaudCode」だけの機能ではありません。同様の処理は、Google のAntigravity(アンチグラビティ)や、ChatGPTのcodex(コーデックス)でも可能です。
私は、以前「Google Antigravity」で、ダウンロードフォルダを整理する処理をやったことがあります。


このように、AIエージェントとしても他の選択肢があります。いよいよAIエージェントも多様化し本格的に利用できる時代になってきたということです。
どもどもAIとは

この記事は「どもどもAI」というAIエージェントで執筆しています。【使用モデル: gemini-flash-lite-latest→ClaudOPus4.8でリライト】
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