今週はGmailの「!」や「?」の警告表示問題に悩まされました。完全解決はしていませんが、当面の問題を回避する現実な対策を紹介しておきます。
Gmailは3月の仕様変更で転送されたメールのチェックが厳しくなりました。その結果、独自ドメインのメールアドレスに届いたメールをGmailに転送している場合に警告表示や迷惑メール判定がされてしまう可能性が高いということです。
この問題を回避するには、Gmaiへの転送ではなくGmailから独自ドメインメールからPOP取り込み(POP3接続)に変更するという対策が有効です。
さくらインターネット
さくらインターネットのカテゴリアーカイブ
ドメインを常時SSLにしてwwwの有無を統一するという設定は「.htaccess」を使うのが一般的でした。
しかし、さくらインターネットのレンタルサーバーなら管理画面だけでこの設定ができるようになっていました。2月に新サーバーがリリースされましたがそのときからなのか、以前からそうだったのか...。今となってはよくわかりませんが、現在はサーバーコントロールパネルの「ドメイン/SSL」という設定ページだけで「wwwありで常時SSL」という設定でできます。
さくらインターネットのリソースブーストとは、トラフィック転送量や同時アクセス数のリソース制限値を一定期間緩和する機能です。 例えば、テレビ出演や新聞掲載などマスコミに露出したさいに、外部ニュースサイトからのリンクからのアクセスや、検索ヒットによる急激なアクセス数の増加で、サイトがパンクして真っ白になって表示できなくなるような不具合を避けるためのものです。いわるゆる、HTTP 503 エラー(リソース不足によるサーバーエラー)を回避する機能です。
このリソースブーストはサイトのページ表示速度の向上になるかどうかについて、ちょっと実験してみましたが、ほとんど変化はありませんでした。
さくらインターネットでワードプレス(WordPress)を運用していると表示速度の遅さが気になります。Googleのサイト表示速度チェックの「PageSpeed Insights」を使って計測するとパフォーマンススコアが100点満点で10点前後のことが多かったりします。さくらインターネットのレンタルサーバーにはいくつかのプランがありますが、利用者が多い「スタンダード」で、なおかつ数年前から利用している場合は特に遅いです。
これをプレミアムに変えるだけで劇的に早くなりました。
さくらインターネットのレンタルサーバーは東京、大阪、北海道(石狩)の3箇所にデータセンターがあります。レンタルサーバーの場合はデータ保護の観点からどの地域のサーバーが使われているのかが公開されていません。
しかし、自分が契約しているレンタルサーバーがこの3地域のどの場所にあるのかについては調べることができます。ウインドウズPCのコマンドプロンプトから「tracert」というコマンドを使えばわかります。ちょっと調べてみました。
MySQLはサポート期限が2年ほど前に切れています。しかし、まだMySQL5.5を利用しているワードプレスが多いですね。最近、ワードプレスを利用しているレンタルサーバで不正侵入案件が増えています。ひょっとしたら原因はMySQL5.5のまま利用していることかもしれません。
また、すでに5.7にアップデートして利用している場合でも、古い5.5が残っているとサーバー側から何度も警告がきます。
とくにさくらインターネットでは、利用しなくなったMySQL5.5は削除してしまいましょう。何度も警告がくることがストレスですし、その都度調べるのもやっかいです。それに、使わないファイルが脆弱性を生み出してしまうことが怖いです。
インターネット上での独自ドメインの表示にはDNS(ドメインネームシステム)というしくみを活用しています。ネームサーバの名前を切り替えることで、違うサーバで独自ドメインを表示できるようになります。
さて、独自ドメインを別のレンタルサーバに移転した場合には、表示がなかなか切り替わらない場合があります。48時間程度かかると言われていましたが、最近ではもっと早くなっており、うまくいけば1時間位で表示が切り替わります。しかし、2日以上たっても表示が切り替わらない場合は、なにか設定ミスがあるかもしれませんので、調べてみましょう。
メインとして利用しているメールアドレス(tohda@ドメイン名)が今年1年で約6.31GB利用していました。昨年は3月から12月で5.61GBの利用量だったので、だいたい同じくらいの利用ペースだったのかなと思います。メールサーバの容量は40GBあるのでまだ余裕はありますが、5GBを超えると挙動がどんどん遅くなってくるので新しいアカウントフォルダに作り変えました。
これまでのtohda@ドメイン名をtohda2021@ドメイン名に変更し、あらたにtohda@ドメイン名を新規で作成します。こうするとメールアカウントフォルダの中身が0GBになるので、サクサクと動くようになります。
さくらインターネットでWordPress構築サイトを運営している事業者さんから、コンテンツ内容をエックスサーバに移転したいというリクエストがありました。
移転理由は「表示速度を向上したいから」ということです。さくらインターネットには「コンテンツブースト」という速度表示のオプションがありますが、その機能を使ってもエックスサーバの速さにはかなわないのではないか、ということを思っているようです。試してみることにしました。
さくらインターネットのコンテンツブーストを本格設定したのが10月28日でした。その効果測定をするために11月の1ヶ月のアクセス解析をしてみました。Google Analytics(グーグルアナリティクス)には「サイトの速度」という項目があるので、この数値を中心に分析をしました。
とくに「平均読み込み時間(秒)」が短縮されればされるほど、ページ表示速度が早くなるということなので注目しています。その結果としては、12.39%の向上でした。まずまずかな~とは思いますが、体感的にはもっと早くなっている気がしていて期待していたので少しがっかりです。ぜいたくかな(笑)
ツイート


この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
|
サイト内検索