NFCタグのシールを購入しました。ちょっとした実験を再開したいと思っています。
もともとNFCタグのシールは2013年に購入したことがありますが、もう8年前のことでした。このときはスマホを近づけるとホームページが開くとかというような実験をしていました。
今回あらたに買ったのはAmazonからノーブランドの安いやつで、これを使って入出庫に使えないかという実験です。レンタル品などのように頻繁に同じ商品の入出庫が発生する場合にはバーコードよりもNFCのほうが便利です。
iPhoneでもNFCタグを読み書きすることができます
8年前はスマホでもアンドロイドしかNFCの読み書きができませんでした。
しかし、今ではiPhoneでもNFCタグの読み書きが可能になっています。NFCToolsというアプリが便利でした。
試しにiphoneのNFCToolsでNFCタグの設定をしてみました。
上記の左側は、開きたいURLを設定してNFCタグに書き込む準備をしているところです。
右側は、NFCタグのデータを消去したところです。間違った設定をした場合はこのように簡単に消去できます。
また、簡単に消去されては困る場合はロックをかけることもできます。
NFCタグを使った入出庫
このNFCタグを使って製品(商品)の入出庫処理を簡単にできるような方法を考えています。
この場合、NFCタグに入れておくデータは商品番号です。すでにバーコード管理している場合は、バーコードと同じデータを入れるだけでOKです。NFCタグにデータ入力(書き込み)するのはスマホでもできます。
着物レンタル店でのNFCタグ活用
参考例として、スマレジのサイトで紹介されていた着物レンタル店の事例が秀逸でした。
以下の内容はhttps://smaregi.jp/casestudy/retail/wagokoro.phpより引用
「京都きものレンタルwargo」がRFIDを利用して、商品の入出庫管理をしているという紹介記事でした。
タンスの開け閉めをしないでも在庫チェックや棚卸しができるのは便利ですね。さらに、同じ商品を何度も入出庫したり、複数の商品を同時に入出庫処理することができるというのもNFCタグ活用の大きなメリットです。レンタル商品には適していますね。
※NFCに関して、RFIDとかICタグとかという呼び方をすることもありますが、NFCタグと読み替えてもらって問題ないです。ここではほぼ同じ意味です。
NFCタグの読み書きにはICタグリーダライターを使うのが現実的
「UHF帯ICタグハンディリーダライタ XIT-261-G」という機種を使うと読み書きが便利です。スマホでも読み書きは可能ですが、業務で安定して利用するなら専用機が向いています。
UHF帯ICタグハンディリーダライタ XIT-261-G
https://www.welcat.co.jp/products/handy/xit260g/
このICタグリーダライターは約1メートルくらい離れていても読み取りができるので、複数の商品を一括で入出庫処理ができます。
期間限定の商品販売や返品が頻繁にある場合はNFCタグが便利
NFCタグを利用して便利なのは、高額の自社商品をイベントや小売店に期間限定で得意先で展示販売するという利用イメージです。
売れた分はそのまま売上計上するが、売れなかったものは返品処理をするという入出庫処理が必要です。
上記の例だと実際に売れたのは5点ですが、実際には200点の出庫処理、200店の仮伝票売上、195点の返品処理も必要です。
毎週のようにイベントがあるとしたら、イベント前後で多数の商品を入出庫処理をしなければならないのでとてもたいへんですね。
このような場合はバーコードよりもNFCタグのほうが圧倒的に便利です。なぜなら、複数の商品の読み取りが一括でできるからです。仮に商品10点づつ読み取るとしたら、200点の商品の読み取りは20回で済みます。
圧倒的に合理化ができる例ですね。