ショップサーブではまだグーグルアナリティクスの新バージョンであるGA4に正式対応していません。というか、まだほとんどの通販サイトではGA4でEコマースデータが取得できない状況です。しばらくは既存のGA3を主としてアクセス解析するのがよさそうです。
しかし、アクセス解析データを蓄積しておく意味でもGA4の併用計測は必要です。そのさい、ショップサーブ特有の設定のわかりにくさがありますので記録に残しておきました。
ショップサーブでGA4を設定するのは「リマーケティングタグ設定」
ショップサーブの管理画面で、「集客・運用」→「PPC・アフィリエイト広告」というメニュー内に「リマーケティングタグ設定」という欄があります。この欄にGA4のトラッキングコードを挿入します。
トップページ、カテゴリページ、検索結果ページ、商品ページ、カートページ、購入完了ページ、その他のページ、とそれぞれ別途に設定できるので、すべてに貼りつけます。
ここで注意したいのがトラッキングコードの前後に<trackingtag_global>という専用のタグを挿入することです。
GA4のトラッキングコードは
<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-Z****F46C4"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());gtag('config', 'G-Z****F46C4');
</script>
というような形式になっています。トラッキングコードの固有部分は「G-Z****F46C4」というような形式です。ここは必ず自分のIDを使ってください。
ショップサーブではこのトラッキングコードの前には<trackingtag_global>を後ろには</trackingtag_global>をつけないとうまく挿入できません。
具体的には
<trackingtag_global>
<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-Z****F46C4"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());gtag('config', 'G-Z****F46C4');
</script></trackingtag_global>
というようなカタチになりますのでご注意を。
なお、間違えやすいのは「HTMLのカスタマイズ」という設定項目でうまくいきそうだと思ってしまうことです。
HTMLのカスタマイズではトラッキングコードが挿入できません
ショップサーブのマニュアルにはこの方法が記載されていました。
ベーシックテンプレートのヘッダーとフッターのHTMLをカスタマイズする
https://help.shopserve.jp/manual/202
もっともらしいメニューになっていますが、「HTMLのカスタマイズ」という設定項目ではうまく設定できません。
おそらく、テーマがベーシックではなくカスタマイズしてあったからだと思います。ひょっとしたらテーマがベーシックだったらこの方法でできたのかもしれません。しかし、テーマがベーシックのままというショップはほとんど存在しないのではないでしょうか...。
▼間違えやすいところ
「HTMLのカスタマイズ」に挿入しようとして何度やってもうまく挿入できませんでした。みなさんもご注意を。
グーグルアナリティクスのGA4設定について
・グーグルアナリティクスのGA3とGA4の併用がうまくいかない理由は「接続」がされていないからでは?
・グーグルアナリティクスは既存のUA(GA3)とGA4を併用して使いましょう
・Googleアナリティクスを新規で登録しようとするとGA4が前提となるようですが、これまで主流だったGA3用のトラッキングコードも生成しておきましょう
・GA4設定にはワードプレスのプラグインに注意、Google アナリティクス 4 へのアップグレード対応では正規のトラッキングコードしか測定できないようです
これらの記事も参考にしてみてください。