企業広報のためにTwitterを使っている企業も増えています。それにつれてログインできなくなって「無管理状態」のアカウントも増えているようです。しかし、企業公式Twitterアカウントが放置されてしまうととても具合が悪いです。グーグルで社名を検索すると、企業サイトと同じくらいの検索順位で表示されるのに、まったく更新されていない状況になっている企業公式Twitterアカウントをよく見るようになりました。
このような場合、企業公式Twitterアカウントはパスワードがわからなくてログインできなくなっているケースが多いです。とくに当時の担当者が辞めてしまったとか、設定したときのメールアドレスを廃止してしまったときとか、容易にパスワード再発行ができないときにどうすればいいかについて検討してみました。
Twitterアカウントのパスワードを変更する方法
Twitterのアカウントがわからないことはないはずです。
たとえば、遠田幹雄のTwitterアカウントは「@tohdamikio」ですが、そのさいのURLはhttps://twitter.com/tohdamikioです。TwitterのURLであるhttps://twitter.com/のうしろにアカウント名をプラスすれば、そのアカウントのTwitterのURLになるからです。
なので、アカウントさえわかればパスワードのリセットができる画面でトライできます。
Twitterのパスワードをリセットする
https://twitter.com/account/begin_password_reset
上記の画面では、Twitterアカウント名だけで手続き開始ができます。
しかし、二段階認証の設定をしていた場合とそうでない場合などで、次の画面が違います。
二段階認証を済ませていた場合のパスワードリセット方法
実際に遠田幹雄のアカウントで試してみると次のような画面になります。
ここまでは、たとえ他人のアカウントでもトライすることができます。
重要なのはこの先です。
メールアドレスを入力しないと次に進めません。
正しいメールアドレスを入れると次の画面になります。
遠田は2段階認証をオンにしているので、携帯の電話番号を入れないと本人認証ができないようです。こうなると正しい携帯番号を入力し、届いたSMSを入力しないと次の画面に進めません。
二段階認証を設定していない場合は、メールアドレスさえわかっていればパスワードリセットがしやすいです。
二段階認証を設定していない場合のパスワードリセット方法
Twitterのパスワードをリセットする
https://twitter.com/account/begin_password_reset
の画面で、メールアドレスを入れると「どのようにパスワードをリセットしますか?」という画面になります。
上記の画面だと、表示されているメールアドレスが正しければ、次に進めます。
そのメールアドレスにパスワードをリセットするためのリンクがついたメールが届きます。
すると、パスワードを変更することが可能になります。
上記の例では、おそらくGmailだと推測できるので、「la*********@gmail.com」というメールアドレスに心当たりがあればパスワードの再発行ができそうです。
メールアドレスがわからない場合
しかし、このメールアドレスに心当たりがない場合(例えば、すでに辞めた社員の個人メールアドレスだった場合など)だと、とても困ります。
それでもあきらめるべきではありません。
最後の手段としては、Twitter社に対して現状を詳しく説明した上で、なんらかの方法でアカウントを復活できるようにおねがいするメールを送ることです。過去には、この方法でアカウント復活ができた例もあります。
Twitterのオンラインヘルプを参照する
Twitterのヘルプには以下のような情報があります。
紛失したり忘れたパスワードをリセットする方法
https://help.twitter.com/ja/managing-your-account/forgotten-or-lost-password-reset
なお、企業公式だったTwitterアカウントを削除することについてはおすすめしません。
なぜかというと、アカウントを削除してしまうと、30日後にはそのアカウントは誰でも取得可能なアカウントになってしまうからです。誰かにアカウント取得されてしまうと、その後に不正な利用をされてしまう可能性があります。
なりすましやアカウント乗っ取りと同じようなことが、ルール的に不正でない方法でアカウント取得されてしまう可能性があるわけです。
ですから、もしも公式Twitterアカウントは更新しないにしても、削除はせずに管理できる状況を保って保有し続けることが大事です。