独自ドメインのWEBサイトを開設したらまっさきに行なうのはGoogle対策ですね。アナリティクスのトラッキングコードを取得し、サーチコンソールの認証をしてサイトマップを登録するというのが一連のスタートアップの流れです。
そんなわけでグーグルアナリティクスの登録をまず優先してもらうのですが、先月から少し状況が変わってきています。大きな変化は、10月にグーグルアナリティクスのGA4(バージョン4)が発表になったことです。これまでのアナリティクス(GA3)のトラッキングコード(UA-で始まるID)が普通に取得できなくなっています。しかし、手間はかかりますが、注意深く手続きすればGA3用のトラッキングコードは取得できました。
グーグルアナリティクスを新規でスタートするさいにGA3のトラッキングも取得する
グーグルアナリティクスを初めて使うときは、まず
https://analytics.google.com/analytics/
にアクセスし、そこで新規にアカウントを作成します。
このとき生成できるプロパティはGA4のものです。そのままの流れで手続きを進めていくとGA3用のトラッキングコードが生成されません。
「ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成」のところで右のスライダーを右にずらし、「Googleアナリティクス4とユニバーサルアナリティクスのプロパティを両方作成する」のラジオボタンをオンにします。
どうやらこの手続をしないとGA3のトラッキングコードが生成されないのかもしれません。
▼Googleアナリティクス4とユニバーサルアナリティクスのプロパティを両方作成する
「次へ」をクリックして進むと、GA4のプロパティと同時にこれまでの標準だったGA3のプロパティも作成されるようです。
「UA-」で始まるトラッキングレコードがGA3です。
GA-4のコードは頭に「UA-」がつきません。
現在、ワードプレスなどでグーグルアナリティクスを設定する標準的な方法は、オールインワンSEOパックなどのプラグインを使うことです。そのさいに使うトラッキングコードはまだ「UA-」で始まるGA3のものが主流です。
当面は困惑しそうですが、GA3のトラッキングコードを作成するためのプロパティも作成するようにしてください。
なお、プロパティはGA3とGA4の2つとも作成しても問題ありません。「UA-」で始まるGA3のトラッキングコードを設定すれば、GA3でもGA4でも、どちらの方法でもアクセス解析ができます。